我が愛しのスパイダーマン 5.アメイジング完結編
皆さん、こんにちは。アメイジングより、サム・ライミ版の方が好きなんだけどね? 木賃ふくよし(芸名)です。
さて。3作品あるサム・ライミ版「スパイダーマン」より、2作しかない「アメイジング・スパイダーマン」の解説の方が長くなるってどう言う事だよ? と自分でも思いますが、サム・ライミ版は「面白いから観りゃ済みますよ」なのに対し、アメスパは「この部分に注目してあげて!?」ってアナウンスが必要なんですよ(キリッ)
そんな訳で予想外に長くなっています。
映画「スパイダーマン / ノーウェイホーム」を観た感想を書きたいけど、ネタバレ回避の為にもスパイダーマンの過去作を振り返る企画も5回目。
1~4回はこちら。
てな訳で、アメスパの話の続きですが、色々と下手を打ってしまっている部分は否めない。
アメスパ1でラストを明るく前向き(笑)したのが敗因と考えたのか、2は全体的に、パパの亡霊、恋人グウェンとの関係、親友(笑)と確執、両親の死の真相とシリアスで暗い空気。
そんな雰囲気に引っ張られてか、敵役のエレクトロさんまでが根暗になってたりします。
前3部作との差別化を図ろうとしたのか、スパイダーマンのワイズクラック(軽口)が多くなりますが、コレがドラマの暗さに合ってなかったり、色々と厳しい。
アメスパ1から引っ張った両親の死の真相に迫ったりもするんですが、本筋に全く関係なかったり、結局、なんで死んだのかイマイチわかりません。
グウェンパパとの約束の件も有耶無耶ですし。
それもそのはず。
コレまでの記事を読んでいただければわかりますが、アメスパは最初から3部作として作られたにも関わらず、
第2部までしか
存在しません。
(´・Д・)」 要は打ち切りですね。
そうです。サム・ライミ版「スパイダーマン」に続き、「アメイジング・スパイダーマン」も製作が頓挫してしまったのです。
ぶっちゃけ、興行収入は悪くなかったが、期待ほどではなく、更には製作費用を掛けすぎていたのである。
またしても
大人の事情による
打ち切りが決定。
実は本編以外にも、アメスパ前には「ヴェノム」をスピンオフ映画にする企画が進むも頓挫。
※ ただし10年の時を経て、再始動し、公開に至る。
アメスパは当時には、スパイダーマンの悪役・ヴィラン達を集めたチームの「シニスター・シックス」も計画されていたのに中止。
色気を出しすぎて大失敗、という投資によくあるパターンですね。
呪われてんのか? と言いたくなるほど、経営面で恵まれなかったスパイダーマン。アメスパは2を持って宙ぶらりんなまま打ち切られる。
しかし、必ずしも駄作だったかと言われるとそうではない。
グウェンを助けようと伸ばしたウェブが、指先の形になって必死に彼女を捕まえようとするシーンは名場面だと思いますし、
スパイダーマンの服を着た子供が、悪党の前に勇敢に立ち向かう姿は最高に素敵。
そして、ラストシーンの格好良さは屈指だと断言します。
悪い部分は隠せてないが、
良い部分は、すごく良い。
それこそが、
アメイジング・スパイダーマン。
まあ、減点方式で言うと、かなりの低評価と言わざるを得ませんが、加点方式なら高得点間違いナシ。
(´・Д・)」 、、、だよね?
そしてアメスパの打ち切りを機に、FOXが製作したX-MENや、ディズニー製作のMCUを横目に見ながら、ソニーのスパイダーマンはひっそりと幕を閉じる…
かと、思ったら、
(´°Д°)」 またリブート
するんですよ。
しかも、今度はアメスパ打ち切りから2年ぐらいしか経過してない。
(´°Д°)」 本気かソニー!?
死にたいのか!?
いや、主に死ぬのはファンの方だけど!
だが、リブートの報せを聞いたファン達は、この時、期待を胸に抱いていた。
2度も痛い目に遭って、今度こそ!と信じた訳ではない。
そう。今度のスパイダーマンは、ソニーであってソニーではない。
なんと、大成功の花道を爆進中である、
MCUへの参戦
だったからだ。
※ MCU…マーベル・シネマティック・ユニバース。要するにマーベルのアメコミヒーロー映画シリーズ。親会社はディズニー。
てな訳で、今回の完結編をもって「アメイジング・スパイダーマン」の解説を終了とする。愛憎がこもりすぎて3回の連載になったが、3回なのは偶然である。当てつけとかではない。単に感情が暴走して尺の調節が出来ていないだけだ。
明日からはワタクシが数あるアメコミの中でも屈指の名作だと断言する「シヴィル・ウォー」(原作コミックス)と、それを基にしたMCU映画「シヴィル・ウォー」についての解説をしていこうと思います。
一応、原作コミックスを1回、映画版を1回の計2回で書き切ろうと思ってますが、これまた熱い感情がこもりすぎているので、予定の長さで終われるかどうかの自信が全くありません。
ただ、シヴィル・ウォーに関しては、映画もコミックスも「超好き」で「素晴らしい」という評価なため、
アメスパみたいに
愛情と憎しみが
混在してないから
割とあっさり終われる気がしなくもない。ただ、色々と説明しなきゃならない事は多いんだよな。
何しろ、マーベルのヒーロー達が総出演! しかもヒーロー達が本気で殴り合いの喧嘩をする訳ですから、ファン垂涎の作品ですよゲヒヒヒヒヒ。(´・∀・)」
そんな訳で、予告では「スパイダーマン 新アニメシリーズ」に関する話題を盛り込むつもりでしたが、割とアメスパだけで結構な文章量になったので、予定を変更して、やっぱりアニメの話は原則として出さない方向に戻します。
それでは、明日以降の「シヴィル・ウォー編」でお会いしましょう。
※ この記事はすべて無料で読めますが、アメスパに愛憎がありまくる方は、ぜひ投げ銭の方をお願いいたします。
なお、この先には本日の記事に盛り込み損ねた「スパイダーマン 新アニメシリーズ」に関するお話があります。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。