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「届かない唇に惹かれ。」

最終回の絵が美麗で首を触る。
泥の中で風を見付けて転生した。
人生で最も大切だと続いた声。
セカイ系なら明日が貴方の誕生日。

奇抜な軀に星を見出したとて。
軽率な撫で方しか出来ない空は。
宇宙を彷徨って片思の欠片へ。
蓋然性には量も質も望めないから。

道草に差し色をして揚羽と成る。
集合団地は何時でも戦時中だから。
存在しない位置に辿り着いても。
死ぬ程の甘さでこなれ感を演出する。

ピカピカの銃器で現実に浮つく。
連載派と製本派の間で台無しでも。
孤立や差別をプライドにしたい。
白痴扱いすら愉しんで満喫している。

人生を十割損して居る人々の群れ。
赤らむドッスンの直向きさを倣って。
下心の汗で黄ばんだ雲が嘆いてる。
同じのが出来ないから自己を保ててる。

天国と言うコードネームの爆弾達。
理念の無い詩篇しか興味が涌かない。
塗り壁みたく護れると信じたのに。
失恋すればする程綺麗に成る女子生徒。

踊っても唄っても独りが止まなくて。
泣く準備が出来ても真面目さを失えて。
惨事のニュースまで味方をする不能。
エヌで括られた段階でのみ機能させてる。

一万二千枚の特殊装甲で言葉を燃し。
レベルファイヴの駐車で銀河を見据え。
時価の肴に動揺する事無く挙手をし。
賢いと言う現実を飲み込めない肉を喩え。

グラスから溢れた水を誘って空へと。
敢えて音程を外して細胞に訴えている。
広告を付けずに尊敬される余裕担ぎ。
貴方が読める言葉で出来たスーパーカー。

詩人はもう催涙弾を投げなくて善い。
自分の居所が判らないので早退してる。
兎にも角にも言葉は軽くて弱々しい。
ウッドベースの呻き声で泥酔させられる。

昔聴いていた声をディグって探る。
看取った病院を何に通告するべきか。
片脚だけでも有るのなら遣い倒せ。
羽毛布団の曲はデジタルを汚染してる。

空腹を快楽に変換したら落ち着く。
露悪趣味の方々を専攻にし物を作る。
御金が欲しくてスカートを伸ばす。
帰れの言葉言葉は赦してだと銘肝する。

何故に死なないといけないのか。
睡る賢者はキット王の到来を観る。
今まで何十個の嘘を吐いたのか。
淋しい処方薬を溶かし人を構築する。

眼を開いて間違いに変装しても。
改竄した流れる熱で脳髄は震えて。
苦いのは肥大した貴方のせいだ。
地下鉄のホームで悔やむ前に咲いて。

喉の確認の為に男女を往復し。
指環の光が眩しくて我儘に成る。
祈ったら全て忘れて辿り着き。
只々意味の無い事にしか心が無い。

ロックンロールで被害者扱い。
入りの不明な自在さのエゴでも。
種を蒔いた明日を引き寄せて。
一度くらいは正しく在りたかった。

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