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クビになる人には特徴があるって本当!?クビにならないための方法も解説

「会社で何度も同じ間違いをしてしまった」「遅刻や無断欠席が続いた」などの理由で会社をクビになってしまう方がいます。
もちろん、同じクビであっても会社の経営状態の悪化による場合もあるでしょう。
しかし、クビになってしまう人にはいくつかの特徴があります。
今回はクビになる人の特徴に加えて、クビにならないための方法についても解説します。
クビを回避したい方は参考にしてみてください。

■クビになる人に見られがちな特徴とは?

まずは、クビになる人に見られがちな特徴をご紹介します。

・勤務態度の悪さが目立つ

勤務態度の悪い人は、クビになってしまうリスクが高いでしょう。
遅刻する、仕事をサボる、怠けた態度を取る、呼ばれても返事しないなど、態度の悪さがきっかけになることは少なくありません。
このような態度でいた場合、他の同僚からの印象が悪いだけでなく、クライアントとの信頼関係を変えてしまう可能性もあるでしょう。
もし営業マンだった場合、商談の時間に遅れたらどんなに良い提案をしても受け入れてもらえません。
時間を守ることは社会人としてのマナーです。
勤務態度が悪い人がいると、会社全体の雰囲気も悪くなってしまうためクビになることが多いでしょう。

・同じミスを繰り返す

間違いをしてしまうことは人間誰もがあることです。
しかし、同じ間違いやミスを何度も繰り返していると他の人に迷惑をかけてしまうだけでなく、パフォーマンスを低下させる恐れがあります。
ミスが悪いわけでなく、同じミスを何度も繰り返すことがポイントであり、何度注意されても直らない場合は改善する気がないと認識されるでしょう。
本人がミスのたびに「気を付けます」「改善します」と言っても、変わらなければ行動が伴っていないと判断されます。
そのため、結果的にクビになってしまうのです。

・報連相ができない

社会人にとって、「報告・連絡・相談」は頭文字を取って「報連相」と呼ばれ、これが重要になってきます。
しかし、様々な場面で報連相ができないと、多くの人を困惑させるだけでなく、場合によっては会社の信用問題にも関係してくるのです。
例えば、取引先からの連絡を受けたのに伝えていない、資料が変更になったことを連絡していない、自分が直面している問題を上司に相談していないなどのことがあり、改善できない場合はクビになってしまいます。
特に取引先との連絡や報告は重要であり、信用がなくなってしまえば評価を下げてしまうのです。
会社そのものの価値を下げるため、報連相ができない人はクビになるでしょう。

・上司からの指示がないとできない

仕事をしている時、上司からの指示がないと何もできない場合はクビの対象になりやすいでしょう。
仕事そのものはできる人であっても、誰かからの指示を受けて取り組んでしまうと、仕事を始めるのが遅くなってしまいます。
ここには、勝手に動くと注意されるなどの経験が指示待ちになってしまう背景もありますが、わかる部分や毎回同じ流れで作業をしている場合は積極的に始めても問題ありません。
ただし、上司と連携している場合は「この仕事に入ります」など一声かけてから始めると良いでしょう。

・人の話を聞かない

教えられたことができない、注意されたことを繰り返している、会議の時間になっても来ないなど、人の話をきちんと聞いていない場合はクビになる可能性が高いです。
教えられたことができないとみなされ、業務を遂行する力がないと判断されるからです。
もちろん、人の話を聞いていない人は勝手に仕事に手を付けてしまったり、話が終わる前に取り掛かってしまったりした結果、ミスになるケースもあります。
このようなタイプは、クビになりやすいので注意しましょう。

・頼まれたことをきちんとしない

頼まれた仕事をきちんとしない場合も、クビになる可能性を秘めています。
仕事をいくつか頼まれた時、最初の仕事を終わらせてから取り掛かれば問題ないのですが、頼まれた瞬間に最初の仕事を終えることなく取り掛かってしまい、最終的にどれも中途半端になることもあるでしょう。
忘れないうちにと考えるかもしれませんが、頼まれたことを最後まで自分でやり遂げる癖がないと能力が劣っていると判断されてクビになりやすいです。

■試用期間中を設けている場合もクビになる?

試用期間とは、会社に入社した際に設けられた期間です。
この期間は一般的に3~6ヶ月程度で、採用した会社側が社員として働けそうかを判断します。
この試用期間中にクビになるケースもあります。
なぜ、クビになるのでしょうか?

・試用期間でも簡単にクビにできる訳ではない

会社は、試用期間中に今後雇用していけるか、働く上で問題はないかなどを判断します。
この試用期間中であっても、クビになってしまうケースもあります。
本来、試用期間は「解約権留保付労働契約」となり、会社と働く人との間に労働契約が結ばれている状態です。
会社には契約を解除する権利がありますが、一定の条件がないとクビにはできません。
そのため、試用期間であっても簡単にクビにできるという意味ではありません。
ただし、試用期間中であるかに関係なく、クビにするには客観的で正当な理由が求められます。
社風に合わない、会社の集まりに参加しないなど、就業規則に記載されていない理由でのクビはできず、不当解雇扱いになってしまいます。

・資格や経歴に嘘がある

試用期間中を設けている場合でも、クビになる理由として資格や経歴に嘘がある場合が該当します。
応募条件に挙げている学歴、職歴、資格などが記載されていた場合、その条件をクリアしている人物でなければ入社できません。
しかし、就職したいという気持ちで嘘の内容を記載した場合は試用期間中であってもクビになります。
経歴や資格についての虚偽や詐称が解雇の正当な理由になり、会社の信用問題にも直結します。
また、会社に入りたいからといって嘘を書いたという事実は、どんな理由であっても信用問題に関係してきます。

・著しい能力の不足

採用されたばかりは、仕事を覚えるのが精いっぱいでミスや成果を発揮できないのは当たり前です。
しかし、正しい教育や指導を受けたにも関わらず、会社が指定した日までに成長が見られなかった場合は求める水準に達していないことからクビになる可能性があります。
今までの経歴や能力を信用されて働いている場合は、より条件が厳しくなりがちです。
会社がその能力を期待していた場合は、試用期間中のクビもあり得るでしょう。
他にも、理解力が乏しい、同じことを何度も注意される、指示通りの作業ができないという場合も能力不足と思われます。

・勤務態度など改善がない

体調不良、家族の病気、身内の不幸など、避けようがない事情で急に休んでしまうのは仕方がないのですが、何度も遅刻したり早退したり、無断欠勤が頻繁にある場合はクビになりやすいです。
上司からこれらの態度に関する注意を受けていたものの、改善の余地がない場合も同じです。
一度や二度の遅刻や欠勤では注意で済むかもしれませんが、これらの態度に改善が見られないと試用期間中に関係なくクビになるでしょう。

■クビを回避するためにできることは?

会社の経営状態が厳しい場合、能力の有無に関係なくクビになってしまう可能性がありますが、自分自身の態度などを理由にクビにされそうな場合、どのような方法で回避できるのでしょうか?
ここでは、クビを回避するためにできることをご紹介します。

・遅刻や欠勤のないように意識する

クビを回避するには、遅刻や欠勤がないように意識しましょう。
遅刻や欠勤は社会人としての最低限のマナーです。
学生時代は先生に注意されて終わったかもしれませんが、社会人の場合は自分の信用問題にも関わってきます。
遅刻が多い場合は、できるだけ勤務時間に間に合うように早めに起きて支度するようにしましょう。
目覚ましをいくつも用意して早く起きるという意識を持つのも重要です。
体調を整えたり、早く寝て明日に備えたりなど、できる範囲で気を付けることも大切でしょう。
遅刻や欠勤をしないのが当たり前ということも覚えておきましょう。

・報連相を忘れない

上記でも紹介したように、「報告・連絡・相談」は基本中の基本です。
取引先からの伝言や仕事が終わった場合は必ず報告しましょう。
変更内容などはきちんと連絡し、わからないことは相談することを意識して行います。
勝手に仕事の順番を変更したり、ミスしたものを隠したりするのは問題です。
仕事で必要な情報は必ず共有する必要があるので、どんな時でも報連相を忘れずに行いましょう。

・誠実に仕事をこなす

仕事をする上で大切なのは、誠実に仕事をすることです。
これは、一緒に仕事をする仲間との関係を築くためにも必要なことでしょう。
「仕事があまり好きではない」と感じていても、今自分の前にあるものに対して誠実に向き合っていないと周囲からの信頼も得られません。
もちろん、クビになる可能性も高くなってしまいます。
誠実に仕事をしていればスムーズに進むことも多く、周囲から助けてもらうシーンもあるでしょう。
真面目さが救われることもあるので、一つひとつこなしてみてください。

・指摘されたことを直す

仕事をしていれば、誰もが指摘されることがあります。
その指摘について「あの人は私だから注意している」などと思わずに、素直に受け入れるようにしましょう。
指摘されたことを直すには、自分自身の未熟さを受け入れることも必要です。
指摘の内容を改善するように受け入れることで、まだ伸びしろがあると判断されて雇用上問題がないと感じられるでしょう。
指摘されることに慣れていないとショックを受けてしまうかもしれませんが、きちんと自分と向き合うことができればクビの回避にもなります。

・コミュニケーションを取るようにする

働く上で、同じ会社の人とのコミュニケーションは重要です。
人見知りで他人と話すのが苦手な方もいますが、コミュニケーションを取るように意識することで会社の雰囲気や働き方などにも変化が訪れることがあります。
学生時代は、同じ環境の人との関わりが多くありますが、会社となれば年齢も環境も異なるケースが多いです。
お互いに少しずつコミュニケーションを取ることで、困った時に相談できたり、やり方を聞いたりしやすくなるので、積極的にコミュニケーションを取るように意識するとクビになりにくいでしょう。

・社内ルールを確認してみる

クビにならないためには、社内ルールとなる雇用契約を見直してみましょう。
雇用契約は各社によって異なり、禁止事項を把握しておくと契約違反が避けられます。
会社によってはデータの持ち出し禁止や、機密情報の範囲を設定しているケースもあり、気が付いた時には守秘義務に違反している可能性もあるでしょう。
情報漏えいは会社から損害賠償を求められる可能性もあるので、社内ルールを再度確認する必要があります。

■クビを恐れないためにできることは?

クビになるかもしれないと恐れすぎてしまうと、自分らしく働けない場合もあるでしょう。
クビになることを恐れすぎないように意識できることはあるのでしょうか?

・何事も謙虚になる

会社に入った時は、経験のある職種であっても謙虚な姿勢で取り組むようにしましょう。
初めて会う人は、最初の印象が常に残っています。
そのため、最初から悪い印象があると後々もその印象を引きずる可能性があります。
できるだけ謙虚な姿勢で取り組むことが大切です。

・気にしすぎないようにする

「クビになるかもしれない」と、あまりに意識しすぎてしまうと仕事の効率が低下したり、クオリティが低くなったりします。
自分らしさも失われてしまうため、これによってさらに評価が下がる可能性もあるでしょう。
「クビになったら仕方ない」という割り切った気持ちを心のどこかに持つことを意識してみてください。
 

今回は、クビになる人の特徴などをご紹介してきました。
クビになる人は、勤務態度や会社の業務を正しく遂行しないなどの理由でなることが多いです。
働く以上、会社のルールや社会人としてのマナーに従うようにしましょう。
会社の都合でない以上、試用期間中にクビになる可能性もあります。
自分の愚かさでクビになった場合は、次の就職が難しくなるケースもあるので、上記を参考にして自分自身を見直してみてください。


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