ファッションの主役、アンチエイジングにも。「老眼鏡」のすすめ

おはようございます。Kateです。今日お送りする1曲はレディー・ガガとブルーノ・マーズ「Die With A Smile」です。現在ヒット中のナンバー、輝かしいタッグですね。ブルーノ・マーズのスコーンと抜ける高音部の美しさが大好きです。

私の亡き両親は視力が良く、おかげで私もずーっと2.0でした。アフリカ人とも呼ばれたもの。両親は40代で老眼になっており、私も早い段階で自分も見えなくなるのかと覚悟しつつ、伊達眼鏡もかけたほど憧れていた眼鏡を、新しいファッション小物として導入できる日をむしろ楽しみにしていました。

それと言うのも、夫は私と対照的に近眼が強くて、子どもの頃からメガネっ子でした。40代くらいの頃だったか、眼鏡をいくつか持ってファッションに合わせて選んでいる様子を見て「あ〜こんな世界があるのか。私もやってみたい」という気持ちを密かにあたためていたのです。

それなので、最初のリーディンググラス(業界ではオブラートに包んでこう呼ぶらしい)をあつらえたのは40代のうちだったかと思いますが、メガネ大先輩の夫に頼んで都内の眼鏡店数店を案内してもらいました。最終的に気に入ったのは、原宿のオプティシァン ロイドで選んだワインレッドのセルフレーム。

そして驚かされたのは夫が言い放った言葉、「案内のご褒美に俺も一本、買っていい?」でした。

スリープライスの気軽な眼鏡店はまだポピュラーではなく、こうしたお洒落眼鏡のセレクトショップでの1本は、かなり気合いの必要なお値段でした。私はその後、もう1本鼈甲風のフレームを同じ店で買い、現在もメインギアとして大切にしています。

そう前のめりに老眼鏡を導入する私もかなり変わってるとは思いますが、一方で、同級生などと会うと、自分が老眼だと認めずに近視用眼鏡を外して目を細め、必死に細かいものを読む人がある程度いるものです。

男女問わず、とても美しい姿とは思えないのですが、あれは何に対して意地を張っているのでしょうか?私には皆目、理解ができない。

あと、女子の友だちに多く見受けられるのですが、以前より極端に上部にある眉。加齢によりまぶたが下がり、見えにくくて必死で眉を上げて見てきた積み重ねなんだろうなと思い、私は無理をしないで早くから眼鏡をかけることにより、眉も瞼も極端に変化していません。

自分が老いること、できなくなることが増えるって、そんなに受け入れがたいことですか?一度、自分をありのままに受け止めて、必要なギアを手に入れることで快適な暮らしが得られる喜びもあることを、この場を借りて私は言いたい。そう思います。

しかも、老眼鏡が果たす役割はそれだけではないんです。

40〜50代に差し掛かると誰もが経験する、ファッションの違和感やお顔の劣化。それを華麗にカバーしてくれるのが、眼鏡です。

私の場合は、個性のハッキリした眼鏡を主役に据えることで、髪を白髪混じりのベリーショートでさっぱりし、メイクはお粉とポイントメイクでいいし、服は定番的なシンプルな感じにしても最後に眼鏡をかけると、キャラクターが完成します。眼鏡に人の視線を集中させることで、細かなことは気にせず圧倒的安心感が得られるのも魅力!

このキャラ変に至るまでに、私は1〜2年かけて服を買い集め、髪型もいろいろ試しましたが、自分なりに今の歳のスタンダードとなるファッションが見出せて満足しています。そして、会う人が私と気づかないほどに、かなり以前と違う印象を作り上げられたようです(華奢だったのに増量したことも関係してるとは思うのですが…)。

だから、かけると年寄りっぽいとか、そんなに老眼鏡を悪く思わないで下さい。お洒落なモノを探して正しく視力矯正すれば、ずいぶん楽になります。スマホや本も難なく読めるし、遠くから来るバスの行き先もいち早く分かります(「アシストレンズ」を使用)。最近、私は眼鏡を褒められます。迷われている方、興味を持っている方は少なくないはず。さあ、あなたもようこそ、老眼鏡の世界へ。

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