The Way Home | 数年間が経ったように感じた戦時下の1ヶ月【支援してくださる皆さまへのレター】
ウクライナ南部のオデーサで緊急支援を続けているThe Way Homeですが、この一ヶ月の活動を紹介するレターを出しています。(2022年3月28日)
原文は下記からご覧いただけますが、日本語訳を紹介します。
https://www.globalgiving.org/projects/ukraine-families-in-need-must-prepare-for-threat/reports/#menu
=====================================
ウクライナが戦争に巻き込まれてから1ヶ月が経ちました。もう数年が経ったような気がします。私たちの多くは、この国で起こっていることの全てを受けいれられずにいます。
この状況を理解し、受けいれるには時間がかかるでしょう。けれど今は何よりも、助けを求めている人に手を差し伸べることが求められています。
この1ヶ月、多くの方から支援の申し出をいただきました。世界中から1,000人を超える方が寄付をしてくださいました。支援の輪の広がりにより、活動資金を確保することができ、戦争によって引き起こされた様々な問題に対処することができます。
The Way Homeのチームはロシアによる侵略戦争で被害を受けた人たちへの緊急支援を実施しています。日々のオペレーションを見直しつつ、少しでも多くの人に支援を届けるべく取り組んできました。
毎日約60名の国外避難希望者を支援しています。国境への移動日までの間は食事や宿泊施設を提供し、ミニバンで国境まで送り届けます。
宿泊施設にいる間は、職員が子どもたちのために陶芸やお絵描き、グループ遊びなどのアクティビティを行っています。戦火から逃れてきた子どもたちは大きなショックを受けています。アクティビティを通じて、つらい気持ちをすこしでも和らげるのは、心のケアにつながります。
出国後はモルドバ、ルーマニア、ドイツ、フランスなどに、受け入れを支援してくれる団体がいます。避難した人たちの滞在先の確保や、役所での登録や手続きを支援してくれています。避難できた家族とも連絡を取り続けていますが、彼らは皆、受け入れ先での対応に感謝しています。
私たちの調理場は毎日300人分の昼食と、たくさんのパンなどを焼くために、いつも大賑わいです。この食事は井戸水とともに、オデーサに住む家計の苦しい世帯や中央駅から避難する人たち、ボランティアの方たちにふるまわれています。
チームのメンバーは皆、それぞれの持ち場で奮闘しています。地元の緊急支援センターを通じて派遣されてきた女性には、調理を担当してもらい、給与を支払っています。
それに加えて、各所から届いた支援物資を取りまとめ、配布する活動も始めました。オデーサやミコライウの低所得世帯向けに、洋服や靴、衛生用品などを配っています。多くのボランティアが私たちの活動に参加してくれています。
改めて、皆さんからの善意の支援や励ましに、心から感謝をお伝えします。
ウクライナに栄光あれ!(Slava Ukraini!)
=====================================
The Way Homeが今後も活動を継続するためには、資金が必要です。寄付だけでなく、SNSなどでの拡散も大きな助けになります。
https://goto.gg/f/41894
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?