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「配属ガチャに外れたので、会社を辞めようと思っています」について、キャリコンとして考えてみる

皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをしている和山と申します。

本題の前にまずはこちらから…

「和山とのお話し会」について

前回の投稿でこんな募集をさせて頂きました。

おかげさまで予想以上(正直「1人でも来て下さったら…」くらいに思ってました)の方々にお問い合わせを頂きました。本当にありがとうございます。
日程の調整が可能な限りはまだまだ、受け付けておりますので、興味のある方は是非ともご検討ください。

ということで、本題へ

今月初め、テレビやネット等でこんなニュースが取り上げられていました。

この他にも退職代行を利用する方が連休明けから激増しているというニュースもあちこちで目にしています。
個人的には「退職も代行でできるようになったのか…」というのがそもそもの率直な感想なのですが…。

まぁ、それはそれとして。

私が新卒で就職した頃(この言い方自体が年を取った証拠みたいなんですが…)は所謂「リーマンショック」の頃で、大学の就職課の先生からも「就職させてもらえるだけありがたいと思いなさい」、「こちらは選べるような立場ではない」みたいな雰囲気で「働けるのなら何でもやる」、「会社・部署に関わらず、どんなことでも吸収したい」みたいな感覚が良しとされていた頃でした。

その為、ここに出てくる「配属ガチャに外れた」ことで会社に不信感を抱いたり、ましてや初日で辞めるという人はほとんどいらっしゃらなかったように思います。
ただ、ここ最近でなくても年々、退職のスピード化は新卒・中途問わず、進んでるとも聞きますし、退職代行というサービスを利用する方も増えているそうですね。

そこで今回はこの「配属ガチャに外れたので、会社を辞めます」という問題について(少しキャリコン寄りの)私なりの意見、「こういう人が相談に来たら」という視点から考えていきたいと思います。


まず、大前提として

これまでにも何回か触れたことがあるかもしれませんが、私も新卒で入った会社を3年で辞めた人間です。(何ならもっと早く辞めたいと思っていたかも…)

そもそもやりたいことが明確になっていない、なおかつ先述したような世間の状況もあり、本当に「入れる会社に入った」という感覚だったので、職場・仕事も合わず、軽い適応障害も起こしていました。

今も根強い理論ですが「入った会社は最低3年は勤めなさい」という考えの方は実際多く、何とか3年勤めて辞めた私がその後の転職活動をしていても何件か「最近の子はやっぱりすぐに辞めちゃうんだね」とも実際に言われてきました。

正直、「石の上にも3年」理論等がなかったり、転職の市場や進め方等をもっと知っていれば、3年も待たずに「辞める」という選択肢をとっていたかもしれません。
とはいえ、そんな状況でも3年間は勤めた(次の会社は10年弱)人間なので、仕事を続けた故のメリットもあるとは感じています。

なので、安易に「すぐに辞めるのは良くない」とも「合わないならすぐに辞めるべき」とも言うつもりはありません。

そんな背景のある人間がここからの記事は書いているということを踏まえてご覧ください。

そもそも配属ガチャって?

配属ガチャについて、ニュースで既に目にされている方もいらっしゃるかとは思いますが、念のため定義を共有しておきます。

私のアカウントの準レギュラー(訳:ChatGPT)によると…

「一般的には就職活動や転職において、希望する会社や部署に配属されることが運に左右されるような状況を指す表現です。これは、希望する会社や部署に配属されるかどうかが自分の意志や能力だけでなく、運や偶然に左右されるという意味で使われます。」

明確に「この部署でこういった仕事をやりたい」という希望をもっているだけで、私から見ると少し尊敬の念を感じてしまうのですが、、、それ故に、その希望から外れた配属になった場合に会社への不信感などに繋がって退職してしまうということなのだそうです。

こういった「配属ガチャに外れる」ということを防ぐためには「応募条件をしっかり調べる」、「選考の段階からの本人と企業とのコミュニケーションをとり、信頼関係を築く」といったことがあるそうです。

もし、私がカウンセリングするとしたら

では、こういった所謂「配属ガチャに外れたので、仕事をやめようと思う」的なご相談を受けた場合、私ならどう考えるか考えてみたいと思います。

①まずは「配属ガチャに外れた」ということの意味を考える

一言に「配属ガチャに外れた」と言っても、背景や感情によってそこに内包されている意味や感情はそれぞれ異なりますので、何はともあれ、まずはここに時間を割くと思います。

・希望していた配属はどれくらい希望しているものだった?そもそもなぜ、そこを希望していた?
・その配属になることでどんな目標やビジョンを描いていた?
・それはその配属でなければ叶えられないもの?
・外れたことでどのような気持ちになっている?(「やりたくないことをやらないといけない」、「自分を否定されたような気分」 等)
・決まった配属はクライアントさんにとってどのようなイメージの配属?どの部分が不満?

こういったことをかみ砕いて、時間をかけてクライアントさんとお話をすると思います。(というか、ここだけで相談の時間終わると思う。)

②会社との配属に対する考え方に認識のずれはなかった?

一方で、若干ですが私も企業勤めを経験してきた人間ですので、「希望が100%通ることは少ない」とも思っています。
なので、前提の共有事項として「会社と配属に関する認識にズレはなかったのか?」というところも確認はしておきます。

・「希望通りにならない可能性もある」ということを知っていた?
・企業側から配属に対して何かしらの説明があった?

③辞めるしか解決はない?

これらの点について時間をかけて、いろいろな角度からお話しして考えた上で、最終的な「辞めるしか選択肢はないのか?」ということについて吟味します。

・今からでもできることはない?
・決まった配属でも希望に叶っている部分はない?

というか、①のところを深く話し込んでいたら、自然とここについての結論も出るかもしれませんね。

注意すべきは自分自身の考えが少し、企業側に偏りがちになりそうな気もしているので、そこでけは強く注意して接すると思います。

ここまでをまとめると「辞めることを否定はしないけど、本当に辞めるしか選択肢はない?」という確認を行うようなイメージにでしょうか?

皆さんはこの問題についてどんなことを考えますか?
皆さんの意見などをコメントで教えて頂けると嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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