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【地方公務員の転職活動】父親は外で働いて、母親は家庭を守るべき、というステレオタイプに立ち向かう。

6歳と3歳の男児を育てながら、ローカルなシティホールで働くミドサーです。年度末で地方公務員を退職し、未経験の職種へ転職します。

と同時に、同い年で同業の夫も転職活動中です。シティホールでの経験を活かし行きたい業界がはっきりしている彼ですが、転活当初はうまく行きませんでした。が、最近は面接に進むケースも増えてたので次のステップへ。そう、親への報告です。相談ではなく、報告です。

私は最終面接の前になって、実母に報告しました。当然、反対。辞めることへも新しい職へも反対。その後多少譲歩してくれて、辞めることはわかったけれど、今じゃないでしょ!(長男の小1の壁問題)と。
今から2ヶ月以上前の話ですが、未だ理解は得られておらず、この話には積極的に触れていません。

この経験もあり、義父母(夫の両親)には、早めから言っていた方がいいんじゃないかと思いました。悩んでいるタイミングなら話すべきではないと思いますが、自分の意思が固まっているなら、道筋が決まってしまう前に報告しておく方がいいと夫に伝えていました。(夫の母は連絡がマメなので、遅いとそれだけでマイナスイメージになる可能性大)

そして報告したそうです。しかし、結論は反対。息子が30代半ばで地元の市役所を辞めると言って反対しない親はいませんよね。社会の厳しさを自分たちの体験談に基づいてありがたいお話を教えてくれます。
そして、私たちは親になった今もなお、自分たちの親に支えられていることを知ります。孫が可愛いからという理由も大きいとは思いますが、とても感謝しています。

ただ、ここからどう進むべきかを考えた時に、親が反対する道を諦めるかどうかは自分次第です。先に報告した私の転職話と併せて義母の考えを要約すると、できる限りのサポートはするけれど母親の代わりは誰もできない、それでいて仕事と両立できるのか?母が不安定な職種なら、父親は安定した仕事でしっかり働いて家庭を守るべきだと。民間事業者は大変よ!と。

たしかに、このような意見が大多数だと思います。公務員共働き夫婦の片方が辞めるだけでも驚きなのに、両方辞めるとは何事か!ですよね。周りはざわざわすると思いますが、当事者である私たちは「まぁそうだよね」と、今は割と冷静にみています。要は、周りからみた市役所職員と、実際に働く市役所職員では乖離があるのです。これはどんな人にも同じ話で、家族がいて持ち家があって幸せそうだと思われる人。ひとり住まいで賃貸でも幸せな人。客観的に見える幸せは、その人にとっての幸せか、当事者にしか結局はわかりません。
だからこそ、寄り添い、話を聞いて、相手の考えを想像することが理解への第一歩だと思います。
わかってはいますが、親子関係でそれを実践するにはこれまでの経験や固定観念に遮られてしまう。きっとこれは定石です。

それでも、これからは自分の足で立って歩きたい、誰かの決めたレールの上ではなく、自分で線路をつくってでも行きたい先がある。
このための壁をどう乗り越えるか。夫婦の挑戦は続きます。
いざ、ステレオタイプに立ち向かう!

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