レヴィ=ストロース『月の裏側』。「因幡の白兎」は媒介者と媒介される者とが演じる危険な境界の話であり、唐突な挿話に見えるがそうではなく、古事記の神話体系の確たる部分である、…ということを北米の神話と比較して示す。騙し、喰らおうとする「ワニ」としての媒介者、という媒介者の概念。
画像1

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 いただいたサポートは、次なる読書のため、文献の購入にあてさせていただきます。