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【告知】介助付き就労学習会のお知らせ(9/28)

これまで当団体では、トヨタ財団の助成を受け、就労意思のある重度身体障がい者のニーズを拾いあげ、就労の選択肢を広げることを目的として、制度と運動の両面から研究を推し進めてきました。その集大成として、介助付き就労の現状と課題に加え、政策提言に必要なエビデンスを分析した研究成果を報告したいと考えています。本会が、これまで本プロジェクトに関わってくださった方々や関心を持ってくださる方々と、望ましい障がい者就労のあり方や、介助付き就労を進める上での課題について意見交換する場となり、社会変革のきっかけとなれば幸いです。

▼イベント概要

『介助付き就労学習会』
登壇者:登り口倫子・小暮理佳・岩岡美咲(当事者メンバーによる事例発表)、熊谷晋一郎氏(基調講演)、藤岡毅氏・岡部宏生氏(パネリスト)
日時:2023年9月28日(木) 13:30~16:00(開場13:00~)          
場所:都道府県会館101会議室(東京都千代田区平河町2-6-3)/Zoom ハイブリッド形式
定員:現地参加100名/オンライン参加500名
参加料:無料
主な内容:
1. 事例報告「わたしにとっての“はたらく”」
2. 基調講演「必要性(福祉)と生産性(経済活動)の同時発生」
3. パネルディスカッション
4. 意見交換「介助付き就労が当たり前となる社会へ」

▼登壇者プロフィール  

事例発表:登り口倫子
1985年生まれ。東京都出身。3歳まで東京に住み、その後北海道札幌市で過ごす。脳性麻痺のため、電動車椅子を用いて活動しており、パソコン操作や食事といった手元の動作以外のすべてに介助が必要。大学卒業後、清掃事務、相談支援専門員、自立生活センター「NPO法人札幌いちご会」理事などを経て、2020年に兵庫県へ転居。現在は日本語教師の資格を取得し、オンラインで外国人に日本語を教えている。

事例発表:小暮理佳
1996年生まれ。埼玉、広島を経て、幼少期から大阪で過ごす。現在は母親、父親と実家暮らし。生まれつきSMA(脊髄性筋萎縮症)のため、移動には電動車椅子を用い、人工呼吸器を使用し、介助を受けながら生活している。現在は、DO-IT Japan でのインターンやアクセサリー制作など、多方面において活動中。

事例発表:岩岡美咲
1988年生まれ。高校2年生で体操競技中に受障し、頭部以下四肢麻痺、呼吸筋麻痺となる。人工呼吸器を口でくわえるNPPVへ変更したことで発声可能に。現在は、北九州市立大学大学院生として研究を進めるかたわら、就労支援特別事業を用いて不動産会社でアルバイトも経験。実家から独立し一人暮らし中。
※発表中には、岩岡さんが就労支援特別事業を使ってはたらいている、株式会社DLの大城幸治社長が特別ゲストで出演します!

基調講演:熊谷晋一郎氏(東京大学先端科学技術研究センター 准教授/小児科医)
1977年山口県生まれ。新生児仮死の後遺症で、脳性麻痺に。東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、2015年から現職。専門は小児科学、当事者研究。『リハビリの夜』(医学書院、2009年)で第9回新潮ドキュメント賞を受賞した他、著書多数。

パネリスト:藤岡毅氏(藤岡毅法律事務所 弁護士)
1962年生まれ。「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット(介護保障ネット)」の共同代表、障害者自立支援法違憲訴訟全国弁護団事務局長、東京弁護士会高齢者・障害者の権利に関する特別委員会福祉制度部会長を務める。

パネリスト:岡部宏生氏(NPO法人境を越えて 理事長)
1958年東京都生まれ。学生時代は乗馬に明け暮れる。中央大学を卒業後は建設会社に新卒で就職し、42歳で建築不動産事業コンサルタント会社を設立。会社が順調に成長していた矢先にALSを発症。49歳の時、在宅療養を開始し、気管切開・人工呼吸器を装着する。その後訪問介護事業所ALサポート生成を設立。日本ALS協会理事、副会長、会長を歴任。2018年には「NPO法人境を越えて」を設立。理事長として日々介助者育成支援にあたっている。

▼お申し込み

▽会場参加の方はこちら
https://forms.office.com/r/5HXwmYiB5d
会場参加の方は、こちらのお申し込みをもって完了となります。当日はお気をつけてお越し下さい。※定員100名に達し次第締め切ります。

会場参加用申込フォーム

▽Zoom参加の方はこちら
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_csfGRtv3R2SYufqntrmgZA#/registration
お申し込み頂きますと、Zoomより自動でURLが送られます。当日は送付されたURLからご参加下さい。※定員500名に達し次第締め切ります。
当日はオンライン参加の方からの質問も受け付けています。時間の制約上、すべての質問に応じかねることがあります。あらかじめご了承ください。

Zoom参加用申込フォーム

▼現地会場アクセス

都道府県会館の周辺地図

都道府県会館 
住所:東京都千代田区平河町2-6-3
TEL:03-5212-9162
HP:https://www.tkai.jp/

(1) 地下鉄 有楽町線・半蔵門線 [永田町駅」で下車した場合
5番出口の案内に隣接する連絡通路から当会館地下1階玄関へお越し下さい。

(2) 地下鉄 南北線 [永田町駅」で下車した場合
(車椅子の場合は)9番a出口ではなく5番出口の案内に隣接する連絡通路から当会館地下1階玄関へお越し下さい。

(3) 地下鉄 丸の内線・銀座線 [赤坂見附駅」で下車した場合
D出口から地上に出て進行方向の信号を渡り皇居方面へ坂を上って下さい。最初のT字路の角が都道府県会館です。

(参考)東京メトロ赤坂見附・永田町駅構内案内図

▼実施主体

トヨタ財団2021研究助成プロジェクトチーム
公益財団法人トヨタ財団 2021年度研究助成プログラム「24時間介助が必要な重度身体障がい者の就労にむけた実現戦略 ―介助付き就労を阻む社会システムの合理性を運動論から問いなおす」(D21-R-0042 代表:嶋田拓郎)

▼後援団体

認定NPO法人DPI日本会議・NPO法人日本障害者協議会・NPO法人障害平等研修フォーラム・NPO法人境を越えて・NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会・一般社団法人全国障害学生支援センター

▼お問い合わせ

一般社団法人わをん
info@wawon.org

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