飽きない曲を作るための3つの約束事。

こんにちは!
今西レオです!

今日は、私なりの経験・読んできた教材から飽きない曲を作るための3つの約束事を教えていきたいと思います!

前回、PCで音楽製作するための方法もまとめたので良かったら覗いてみて下さい↓

では書いていきます!

1.あなたのメロディはちゃんと繰り返されてますか?

そもそもよく言われる【良い曲】その正体は何でしょう?

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人によって答えが違うと思いますが
私が思うに覚えやすくてまた聴きたいと思う曲だと思うんですね。

そして歌ってる人の想いや人生が重なって名曲になっていくのだと思います。

ではどうやって覚えてくれて、飽きない曲を作り出せるのか?

まずは『繰り返し』されてるか、どうかだと思います。

実は前に私が書いた記事でもチラッと紹介したのですが、今回は詳しく説明していきたいと思います。

あなたがよく聴く曲を聴いてみて下さい。

インストでも、歌モノでも同じメロディの塊が繰り返されてる所があると思います。

上の記事で「このメロディの塊を『フレーズ』と呼び、その単位を『音型』と呼びます。これを繰り返すことによって、親しみのある覚えやすい曲になってしまうんです!」と書きました。

この音型の繰り返しミソなのです!

では、ここで参考音源を作ったので良かったら聴いてみて下さい。
まずは、音型を繰り返さない曲です。

どうでしょうか?
この曲はどこを聴いて欲しいのかよく分からない曲であり、非常に覚えにくい曲だったと思います。

次は、音型を繰り返した曲を作りました。

さっきよりかは覚えやすくなったと思います。

これが『繰り返し』です。ですが、ただの繰り返しなので味気ないと思います。そこでコード進行を付けてみましょう。

繰り返しているだけなのに、コード進行を乗せることによって巷に溢れている曲に近づけた気がしますね。

でもずっと繰り返してると人は飽きてきます
曲を誰かに聴かせて寝られてしまったら、、、。想像するだけで嫌ですよね。

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人が繰り返してもギリギリ飽きない回数が2~3回だそうです。大好きな食べ物を想像してみて下さい。どんなに自分の好きな物でも飽きますよね?

私はカレーが大好きなのですが、流石に味を変えないと同じ味のカレー1週間は地獄ですね。

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なので繰り返す際は気を付けて下さい。


そして、他にも音型をそのまま上か下にスライドする方法があります。
先ほどの参考曲をスライドしてみましょう。

こうすることで、前よりも良くなったと思いませんか?!
これ実は前の音型を下に下げてるだけなんです!よく分からないと思うので楽譜で見てみると。

同じ音型.001

いかがでしょうか?前の小節と音の動きが似てますよね?というか全く同じ動きですね!

だけれど、違う印象を受けてしまいます。

これは同じ音型をただ3つ下げてるだけなんです!

同じ音型をスライドし繰り返してるだけなのに、聴いてる人は新しいメロディがきた!と錯覚?してしまうんですね。

しかも、本当に新しいメロディじゃなく、前の音型を継承しているので懐かしさも感じスッと入ってくるんです。

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この音型スライドの良いところは新しいメロディが思い付かないときに便利なんですね笑

一つ音型を考えれば、それでやりくり出来るので!

では次のセクションにいきましょう!



2.『ブレイク』と『キメ』を使ってみよう!

まずはこの曲を聴いてみて下さい。Mrs. GREEN APPLEインフェルノです。
特に2:01~2:11~を聴いて欲しいのですが、

まずは、『ブレイク』の説明をします。歌詞で言うと2:01~のセオリー♪って所です。その後に一瞬だけ時が止まったように流れが止まりましたよね?そしてサビに入っていきましたよね。

これが『ブレイク』と言います。

そして、『キメ』は2:11~の泣ーいてみる♪の後のダダッ!ダダッ!!って所です。

これを『キメ』と言います。

他にも聴いてみると、この曲は沢山の『ブレイク』と『キメ』が散りばめられていますね。

この2つを使うことで曲が単調じゃなくなるんですね!


どこで使っていけば良いかと言うと、まず『ブレイク』はサビ前に使うことが定石とされてます。

キメ』の使い方は同じ展開が続きそうな時バンド全体がメロディと一緒に動いたりメロディの休符(休んでいる部分)の時に刻んだりなどです。

他にも様々な使い方があります。

この曲の使い方が凄く勉強になりましたので載せておきますね。

ヨルシカ花に亡霊です。最初のAメロから空白の部分ブレイク』を使いまくって、印象的にしてますね。

そして、BメロもAメロの『ブレイク』の余韻を残しつつ盛り上がっていき、サビに入っていきます。サビでは『キメ』が0:47〜から使われてますね。歌詞で言うと夏の亡霊だ〜♪の所です。バンド全体がメロディと同じリズムで動いてまた同じフレーズに入ってます。

曲を作らなくても、こういう風に自分なりに分析して
曲を楽しむのもアリですよね!

そして、作曲する方はどんどんこういう使い方をパクっていけば良いんです!(言い方悪いですが笑)

それでは、次で最後のセクションです。


3.曲の最高音は至高の味

タイトルにもあるように、曲の最高音はその曲にとって一番美味しい所なんです。

どういうことかというと、この曲を聴いたら分かります。

レミオロメン粉雪です。この曲はAメロ・Bメロ・サビといった構成になっていますが、サビにドーンと最高音が登場してると思います。2:00〜の粉ー雪ー♪って所ですね。サビの最高音よりも高い音は、Aメロ・Bメロには出てきてないですよね?

歌ってみたらよく分かるんですが、サビよりもAメロ・Bメロの方が低いので歌いやすいと思います。

この最高音こそが美味しい所なんです。

サビというのはほとんどの曲が、その作曲者が一番聴かせたい目立たせたい覚えてほしい部分だと思うんですね。

そして、低音よりも高い音は華やかで目立つ部分です。例えると音の主役ですね。

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その主役がサビで登場するので尚更、人は覚えてしまうんですね!

そして、サビ以外に最高音に到達してる曲もあります。

中島みゆきです。(これはカバーですが、、、。)
この0:54〜のどこにいのー♪の「」の部分です。ここがこの曲の最高音になっています。そして、サビの途中1:22〜の、いつか誰かー♪の「」の部分でも再登場しています。

このようにBメロで出して、サビでも!っていう曲も沢山あります。

このような使い方もある訳です。

他にも、曲の全ての音を上げるやり方もあります。

これを音楽用語で『転調』と呼ばれます。

調、別名キーを途中で変更するという意味です。調やキーが分からない方はこちらの記事にまとめたので良かったら見てみて下さい!

このキーを上げることで更にサビが印象的になるのです。

スキマスイッチです。この曲は、最後のラストのサビでキーが変わり全体の音が高くなります。

3:47〜の所の、君が僕の前にー♪からですね!1番・2番サビと比べてみて下さい。

この『転調』も色んな使われ方があるので色んな既存曲を研究してみて下さい。

あなたのオリジナル曲をもっと魅力的な曲にしていきましょう!

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4.まとめ

飽きない曲を作るための3つの約束事をテーマに『繰り返し』、『ブレイク&キメ』、『最高音と転調』を紹介していきました。

今回は、3つだけの紹介だったのですが、まだまだ沢山の約束があります。

ですが、こういう音楽理論を守ったからといって、素晴らしい秀でた曲ができる訳じゃないんです。全然、音楽理論を、約束を破ってる曲もありますし最初の内はあまり勉強する必要もないんです。作曲をしていると勝手に音楽理論に沿って曲を作ってたってことも多々ありますので!

何より大切なのは自分の大好きな曲を真似て自分なりに体現すること

そうしてオリジナリティーが出てきて、「あなたっぽい曲」が作れるようになるんですね。

次回は、アレンジの部分です。簡単にベースやドラム・ピアノなどをオリジナル曲に乗せる方法です。

良かったら、次のも見てやってください!

最後までご覧いただきありがとうございました!!







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