日本人はリズムにめっぽう弱い説
こんにちは!
今西レオです!
今回は『小節』について。
前回の続きであり、『作曲』に繋がってくるので読んで損はないと思います。前回のnoteを見てない方は是非チェックしてみて下さい↓
では書いていきます!
1.日本音楽のある共通点
『小節』を理解できるように、まずは『リズム』を説明していきます。突然ですが、皆さんはリズム感ありますか?私はめっぽう弱いです笑
そもそも、日本人はリズムに弱いんです。それは、なぜかというと農耕文化などが関係してると言われています。
農耕は簡単にいうと、畑仕事の事です。おじいちゃん、おばあちゃんが大きなクワを持って畑を耕している姿が思い浮かびますよね。畑を耕す時の掛け声を想像してみて下さい。
上の画像を見てクワを上に上げた時と、クワを下に下げた時をイメージして欲しいのですが、そうなると、掛け声は大体の人が「1、2!1、2!」もしくは、「1、2、3、4!1、2、3、4!」となると思います。
このリズム感が、今の日本人にも染み付いているのです。そして、日本の有名な曲や流行ってる曲はほとんどがこの「1、2、3、4!」のリズムの曲が多いんですね。
音楽的に言うと、この曲の中に出てくる「1、2、3、4!」の塊を『小節』と言います↓
まだ、四分音符や八分音符など音符の種類が沢山ありますが、今回は省きます。(また別のnoteにまとめます。)
理解できましたか?まだピンときてない人は何か日本の曲、童謡でもいいですね。手拍子してみて下さい。ほとんどの曲が違和感なく「1、2、3、4!」に当てはまると思いますよ!
次は、遂に『作曲』の事!、コードをどこに乗せていくかを書いていきます。
2.実際にコードを乗せていこう!
それでは、実際に乗せていきましょう!乗せ方は、前の記事で説明しましたよね。
コードの構成音と同じ音があれば、乗せてもいいんでしたよね。ですが、これは分かりやすく言ったもので本当は『小節』の最初の音と最後の音を見てコードを乗せていくんです。
例えば、こんなメロディを作ったとします。
このメロディを耳コピしてみると、
|ミレドー|ラシドー|ソドレド|ラーシラシ|ドーーー|
こうなりました。
これに前回説明した『C・F・Gコード』を乗せてみたいと思います。
|Cコード|Fコード|Cコード|F Gコード|Cコード|
こんな感じに乗せる事ができます。1小節の中にコードを何個も入れても良いんですが、基本的には1コードや2コード乗せます。前のnoteでドがメロディに入っていればCコードとFコードが使えると言いました。しかし、2小節目を見てみるとシが入っていますね。
「だったら、Gコードも2小節目に乗せてもいいじゃないか!」
と思う方がいると思いますが、Gコードは使えません。なぜかと言うと、メロディの最初の音と最後の音を見て下さい。2小節目の最初の音はラ、最後の音はドで終わってますね。
ここで、Gコードの構成音を見てみると分かりやすいのですが、
Gコード=ソ・シ・レ
もし、2小節目にGコードを入れてしまうと構成音シと、最後の音ドがぶつかって不協和音になってしまいます。実際に聴いてみましょう。
ちょっと分かりにくいので、これも聴いてみて下さい。
聴いた方なら分かると思いますが、非常に汚い響きだと思います。心地良いとは思いませんね。
シとドは音同士がぶつかって不協和音になるんです。因みに、ミとファも不協和音になります。踏み切りなんかで使われてますね。
なので、先ほどの話に戻ると二小節目、そして三小節目などにはGコードは使えないんです。
ただ、この不協和音を生み出さなければ何のコードを乗せてもOKです!!!(※あえて不協和音を作ってカッコよくした曲も中にはあります)
次は、『C・F・Gコード』以外のコードを紹介します!
3.Am?Em??何じゃそれは!??
まず、これを見て下さい。
『ドレミファソラシド』の音階を綺麗に三段重ねにした7つのコード。
『ダイアトニックコード』です。
今までは、この中のC・F・Gコードを紹介しましたが、今回は他のコードを紹介します。このコード達はグループ分けができるんです!
Cコードの仲間 = Amコード、Emコード
Fコードの仲間 = Dmコード
Gコードの仲間 = Bm♭5コード
こんな感じで分ける事ができます!
よく例えられるのが、C・F・Gコードは主役。その他のコードは脇役。
ですが、勘違いしてはいけませんよ!ただの脇役ではありません。全員が名脇役であり、使い所によっては主役に匹敵するぐらいの力を持っています。
では、先ほどのオリジナルに主役と脇役どっちも登場させてみましょう!
どうでしょうか?さっきよりかは味わい深くなったと思いませんか??
こんな風に一回主役を乗せてから、脇役を乗せていくと簡単ですよ!
次は有名なコード進行の一つを紹介します。
『カノンコード』です。
カノンコードは『カノン』という曲があって、その曲に使われたコード進行です。
一回聴いてみましょう!
聴いたことがあると思います。この曲はヨハン・パッヘルベルという作曲家が作りました。300年前に作ったのにもかかわらず、今もなお世界中の人々から愛されている名曲です。日本人はこのコード進行が大好きなんですよ笑
このカノンコードは、様々な曲に使われており、例えば、
GReeeN / キセキ
スピッツ / チェリー
あいみょん / マリーゴールド
風になる / つじあやの
エトピリカ / 葉加瀬太郎
と調べてみたら本当に色んな曲に使われています。このコード進行を使えば名曲になるというぐらい万能なんですね。カノンコードを下にまとめました。
C→G→Am→Em→F→C→F→G
となります。是非、使ってみて下さい。
そして、私もこのコード進行でオリジナル曲を作ってみました!
こんな感じになりました!作曲をする時はお手本になる曲を探してみて、メロディの動きを参考にしてみたら良いかもですね。
コード進行に著作権はなく、メロディが全く同じにならなければパクっても良いんです!
他にも色んなコード進行が存在するので調べてみたら楽しいですよ!
4.まとめ
今回は、『小節』、『ダイアトニックコード』、『カノンコード』の3つに触れていきました。これを知っていれば曲作りが進めやすいので、頭に入れておいて下さい!
次回のnoteでは、なぜCと呼ぶのか?、良いメロディの作り方、DTMについて書いていきたいと思います。
良かったら、次のも見てやってください!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
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