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老化に抗いたいキモチの話

ここのところずっとトイレが近い。
夜中に目が覚め一目散にトイレへ。
これが自分の老化現象の一つだという自覚はある。
「頻尿や尿漏れには八味地黄丸がいいらしいよ!」なんて話もする。

年を重ねるとともに老化が進んでいくことは避けられない。
でも、まだどこか、それに抗いたいキモチもある。
そんなことをおしゃべりしている、今週のポッドキャスト📻

老眼が進んで文庫本の文字が見えにくくなり、眼鏡をはずして読む。
スマホの文字も然り。
これはもう抗いようにも抗いきれないので受け入れるしかない。

白髪の髪は染めている。
染めるのもメンドクサイし、できることならもう染めずに白髪頭で過ごしたいと思うけど、これは抗っている。

アラフィフになると、この『老化している』が顕著になってきて、腰が痛い、膝が痛いはしょっちゅうだし、酒も弱くなったし、朝も早い時間に目覚めてしまう。
もう歳なのだから…といわれて納得する部分もあるけれども、身体とは裏腹にまだ気持ちの方は「若いんじゃないか?」と思ってしまう。
これをこじらせると『老害』と呼ばれるのかもしれないが、できていたことができなくなったり、気力はあるのに身体がついていかなくなるのは何とも悲しいことだ。

だから、気力があるうちはまだ抗っていきたいと思う。

先日の朗読教室での出来事。
課題として用意したのは福沢諭吉の『天地の文』という作品で、小学6年生の教科書にも掲載されている。

子どもたちに向けての文章で、リズムよく、声に出して読むのも楽しい。
人生は短い。だから一日一日を大切にしようというメッセージが紹介されている。
深酒して、二日酔いの状態が本当に二日間続いているようなアラフィフおじさんには耳の痛い文である。

さてこれを読んだご年配の受講生が、
「人生五十年。この時代、人の一生は五十年だったんでしょうかね。それが今じゃ人生百年時代。私なんてまだまだ人生のひよっこです」
そう言って目を輝かせているのです。
人生百年時代に置いて、40代50代なんてひよっこもひよっこ。まだまだ激しく細胞分裂をしているに違いない!

自分が老いてきたなどと思うのも恥ずかしくなるような受講生の言葉に、思わずハッとしてしまった。
老いに抗えるものがまだあるならば、抗えるところまで抗ってみようじゃないか!

そんな私の老いへのレジスタンスとして、ロックな魂を育むためにロックバンド『yojirock』の活動を今年は頑張ろうと決意!
7月にはライブをやろうという話まで出てきているので、もう引くに引けない状態。
若くはなれないけれども、若い気持ちは持ち続けたいものです。ハイ。

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