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おひとりさま

「おひとりさま」平気ですか?


今日は図書館で3時間ほど勉強したあと、
近くのカフェでランチをする事にした。
一人で外食をする事なんてあったかな…。
おそらく、学生時代。マックで勉強した時以来じゃないかな。

よくスタバでパソコンを開いてお仕事している人を見ると、
なんだかカッコよく見えて憧れる。
私もいつかあんな風にお仕事してみたいなぁ。
そんなお仕事できる感の女性像を自分自身と重ねて想像する。
でも、そもそも一人でカフェに入る勇気がない。
それに、一人だとさみしくないですか?
マックはイケると思うけど…。
(バカにしてるわけじゃないよ。親しみやすいって意味で)

私にとってスタバは特に敷居が高い(笑)。
なんか種類も多いし、どうやって頼むの?
そんな私の娘は全然一人でも平気らしい。
よく一人でランチしたり、カフェに行ったり。
時には、一人でカラオケも行く。
「一人のほうが気楽」
だってさ。
小さい頃はあんなに憶病だったのにね。
成長したねぇ。


私のほうが、口でわーわー言うわりには小心者だよ。
よく威圧的な態度をとる人ほど、本当は弱いっていいますね。
一人でカフェすら入れない私(笑)。
スタバに行く時は、娘にお願いして一緒に行ってもらう。
(どっちが子供かわからないよ。)
スタバに限らず、どこでも初めてのところは緊張する。
なんなら子供が小さい時なんかは、
子供を盾にして安心している自分もいたりして。
ごめんよ、子供達(笑)。



ついにデビューします

そんな私が今日、一人ランチをする。
おそらく学生時代のマック以来だから、
「おひとりさま」デビューといっても過言ではない。
(おおげさだよね笑)

店員に席を案内され、慣れてるように振る舞う。
平気な顔で内心ドキドキ。
席に着く。
向かいはカップル。右隣は友達同士かな、女性二人組。
そして左隣りは私とおなじ女性一人。
良かった( ´∀` )仲間がいて。
(誰も仲間と思ってねーよ笑)


どこに視線を向ければいいの?
とりあえず、スマホを見る。
今日はスマホがある時代でよかったと心底思えたよ。
(こんな事で?)
携帯がない時代、「おひとりさま」をしてた人は、
食事が来るまでの間、どこを見ていたの?
そんな疑問が沸いてきた。

(誰もアンタの事なんて見てないよ。)
誰も見てないよ。見てないけど、見てないけどさ!
なんだか恥ずかしいんだよ。
そして一人だと、なぜか隣の会話や
向かいのカップルの行動がやたら気になる。

あなたは思春期の女子ですか?
いいえ、アラフィフです!笑。


それから運ばれてきた食事を、
スマホを見ながら、また平気なふりをして食べる。
コーヒーを飲む時、なぜか一瞬手が震えた。
(ウソでしょ笑。自分でもビックリだよ)

隣の女子二人組や向かいのカップルは
私より先に食事をしていたが、
まだ食べている。(食べるのおそっ!)
でもおそらく私のほうが、
普段より食べるペースが早かったんだ(笑)。
私は食べ終えると、平然とした態度で、逃げるように席を立った。

こうして私の「おひとりさま」ミッションは、
無事クリアすることができました。
(どんなミッションやねん!)

世の中には、一人で焼き肉へ行く人もいるらしいですね。
私にとっては未知の世界。尊敬します。


とりあえず、レベル1のミッションはクリアできたので、
次はパソコン作業しながら、「おひとりさま」カフェしてみたいな。
そんなのすぐできそうだけどね。でも私にとっては至難の業。
そしていつか、そんな事も平気なカッコイイ女性になりたい!



視野を広げよう

普段と違う行動をする事で、自分という人間が
どんな人間かみえてくる。憶病でさみしがりや。
アラフィフ。
かわいいじゃん私(笑)。
時々、将来の事を想像して不安になることがある。
一人になるのは嫌。
「私より絶対長生きして」と旦那に言う。

元々、出不精なわたし。
仕事を辞め、そうなる事を危惧して反対した旦那。
大丈夫!と言い放ったものの、社会と関わらなくなって半年。
知り合いや家族のいない場所に一人で行くことがだんだん怖くなっていく。
やはり外に出る事、人と関わる事って大事。


娘に聞いた
「一人でカフェに行くのさみしくない?」

「みんな友達と思えばいいじゃん。」

予想外の答えが返ってきた。
そうだよね。みんな一人。


そこで大好きな【藤井風】の曲
「ロンリーラプソディ」の歌詞を思い出した。
孤独なんて幻想。
気にしなきゃいいの
みんな同じ星
みんな同じ呼吸

孤独なんてゲーム
楽しめばいいの
みんな一人でしょ
みんな一つでしょ

「おひとりさま」カフェごときで孤独に陥った私。
少々おおげさだが…(笑)。
やっぱり本当は、誰かとおしゃべりしながら、
食事するほうがおいしいし、楽しい。
でも子供達はいずれ巣立っていく。
今後いろいろな場面で、「おひとりさま」になることも増えるだろう。


誰かとつながる事も大切にしながら、
一人でも楽しめる強い女性を目指して。
新しい場所に出かけて視野を広げよう。





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