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【サファリ】ボツワナDay1-2【チョベ国立公園】

ボツワナDay1

寂しいほどにすんなり国境を通ると、いきなり問題が発生した。道路には野生動物がたくさん出没して危険なため、歩いて行くのは許されないらしい。とはいえ、これまでの国みたいにタクシーの客引きがいないため、交通手段がない。仕方がないのでヒッチハイクをすると一台目で欧米人夫婦の運転するトヨタのデカいサファリカーが乗せてくれた。お金持ちマジでやさしい。あなたたち歩いてどうするつもりだったの?笑みたいに小馬鹿にされながら国境最寄りの町まで乗せてくれて、チョコレートもくれた。お金持ち神。

この車の後ろのサファリ用部分に乗った

そこからサファリ拠点となるカサネの町までタクシーで行ったが、問題発生。思っていた10倍くらい田舎な上、密度も小さい。宿まで行くとすでに満室で、近日イベントが開催されるからどこの宿もいっぱいだと。他の宿を探しに行くにも遠すぎて、当然電波もないし、途方に暮れた。一旦考えるのをやめてナミビアとの国境を眺めようと思って川のほとりにいると、タクシーの運転手が声をかけてくれた。ボツワナには珍しくぼったくり価格だったけど、なんとか値切って宿を2、3回ってもらい、街から2kmくらい離れたThebe River Lodgeのキャンプサイトに泊まることにした。ちなみに、ザンビアくらいまでは町のいたるところにあったChips(ポテト)の店が全くなくて寂しいとともに全くお腹が満たせずしんどかった。

一緒に行った友人は、お世話になった相手でも全く躊躇せずチップを断れる性格なのでその辺を任せてたの写真

(本当はすぐそばにあったが気付かず)町中の2kmくらい離れたスーパーに行かないと水も食料もないので、歩くことにした。道端には普通にイノシシとか猿みたいなやつがいた。あまりにも暑く、歩くのがしんどかったのでヒッチハイクに切り替え、5台目くらいでランクルみたいなトヨタの車に乗ったおじさんが泊まって、乗せてくれた。まじで金持ち心に余裕ありすぎて神。Nobless Obliegeしすぎ。

普通に猪って結構危ないのでは?

スーパーで食材を買ってツアー会社もついでに探す。第一希望はウォーキングサファリだったが、どうやらチョベ国立公園ではやってないらしく、宿に戻って宿で頼むことにした。宿だと送迎がついて便利。車に乗って草原を巡るゲームサファリと、ボートサファリの二つを半日ずつ申し込んで、1万円ちょいだった。ケニアタンザニアと比べるとだいぶお安く、お得感はある。朝6時-10時くらいでゲームドライブをして、午後3時-7時くらいでボートサファリをするらしい。まじで国立公園まで5分くらいなので、時間効率も素晴らしい。

宿のキャンプサイトに戻り、大量の木を拾って火を起こし、ステーキを焼いた。相変わらず幸せになった。

Day2
5:45に宿のレセプションに集合してゲームサファリに向かう。朝は眠いので、少し寝坊してしまった。欧米人ばっかりだったし、ツアー自体もあまりちゃんとオーガナイズされたやつじゃなかったので、多少遅れても大丈夫だろと思っていたが、みんなきっちり時間通りに集合していた。みんなサファリ用の荷台にある良い椅子に座っているなか、1人助手席に座ることになってしまった。

チョベ国立公園に向かう道中でも普通にイノシシやバブーン(猿とオランウータンのあいのこくらいの見た目)を見つつ、あっという間にサファリが始まった!最初の方は、インパラ(鹿にすごいツノが生えたようなやつ)とか、よくわからない鳥(英語なので動物の名前がよくわからない)をいっぱい見ながら進んだ。10分くらい進んで、ついに象を発見!!!!!!!!象ってすごいかっこいい。耳をぱふぱふさせ、しっぽをふりふりさせながら、長い鼻で低い木の葉っぱを巻き取るようにむしって食べていた。神秘的で野生的でエネルギーに溢れていた!!かっこいい!!!車の下を見るとフンコロガシが糞を転がしていた。かわいい!!!(助手席に座っていたおかげでよく見れた)

その後、ライオン(寝てるだけ)、鳥(名前わからん)、鹿みたいなやつ(同上)を見て終わった。最後の方は眠くて少し寝てしまった。キリンとシマウマとヒョウが見られなかったのが残念だが、象のカッコよさに気づけたのがよかった。

キャンプ地に戻って木を集め肉を焼いて食べてお昼寝をして、ボートサファリに向かう。今度はちゃんとした席に座れた。5分くらい車に乗ってあっという間にザンベジ川のほとりに着いた。

乗り込んですぐボートが出発した。みんながうぇいーと盛り上がっている間、僕と他にいた日本人の2人だけが双眼鏡で動物がいないか探していて、日本人はなんてきめ細やかで勤勉なんだと思った。川がナミビアとの国境になっているため、ナミビアの大地とボツワナの大地の双方を観察しながら進むと、バッファローの群れ!少し奥にはカバの群れ!!どちらも草食動物なのにデカすぎる。生物として絶対的に敵わない何かを感じて、興奮した。畏怖っていう言葉が結構ピッタリだなと思った。カバは水の中にいるとたまに顔を出して鼻息をブーーっとだしたり、口を大きく開いたり、鳴き声をあげたりして可愛い。地上に出るとムキムキの体つきでノシノシ歩いてかっこいい。象とカバがこの日一気に大好きになった。

カバの上に鳥!!
本当は口を開けたりしてるいいシーンがいっぱいあったけど、シャッターチャンスは一瞬で、せっかく目の前にカバがいるのにずっとスマホ越しなのも無粋で、いい写真は撮れなかった。

仕事を辞めて旅してる日本人の男性とおしゃべりをしたりして、あっという間に3時間くらいが経った。動物を見るのは早々に飽きて、普通に景色を眺めてのんびりするのが一番楽しかった。いつ帰るんかなと思っていたら、ガイドが、右をご覧くださいと。見ると、孤島の木々の間からちょうど落ちていく夕陽が見えて、すごく綺麗だった。やはりアフリカの南部に行くにつれて、アフリカらしからぬ、ちゃんとしたツアーが増えるんだなとも思いつつ、この日の2ツアーを終えた。

夜はステーキを焼いて食べたかったが、スーパーが閉まっていたので仕方なくファストフードの店で食べた。なるべく安くてお腹に溜まりそうなご飯と、コーラ2Lを買って飲んだ。日本の飲食店でもファストフードでも、コーラの量が300円で300mlとかで少なすぎるので、1.5Lのペットボトルかもっとデカジョッキでも飲めるようにしてほしい。アフリカに来てから毎日1.5-2Lのコーラを飲んでいるので、日本に帰ってからこの中毒を抜け出せるかが少し心配になりながら寝た。

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