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宮崎県出身の民俗学研究者、楢木範行

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宮崎県えびの市出身の民俗研究者、楢木範行について、書きためたものを集めました。
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記事一覧

宮崎県民俗研究の歩み

一、宮崎県の民俗研究1、宮崎県の民俗研究 宮崎県に関する民俗学研究に関しては、常に論考の…

K.WATANABE
3年前
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楢木範行投稿1 夭折した研究者 楢木範行のこと

 昨年は宮崎県の民俗学界にとって記念の年であった。日本民俗学の創始者、柳田國男が『後狩詞…

K.WATANABE
3年前
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楢木範行投稿2 南九州民俗研究のあけぼのー柳田國男と楢木範行の書簡を通してー

※文字化けがひどいので後日差し替えます 一、鹿児島民俗研究会と楢木範行  鹿児島県の民俗…

K.WATANABE
3年前
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楢木範行投稿3 柳田国男と楢木家の人々

 私が、柳田国男の書簡との出会ったのは偶然であった。平成七年、『みやざきの一〇〇冊』とい…

K.WATANABE
3年前
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楢木範行年譜1:明治37年(1904)~昭和3年(1928)

楢木範行について複数記事を書いてきたが、時系列に資料を整理しながら年譜作成を始めることと…

K.WATANABE
2年前
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楢木範行年譜2:昭和3年(1928)

楢木範行の年譜を作成しており、その2である。その1は、下記。 昭和3年(1928)に鹿児島県立…

K.WATANABE
2年前
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楢木範行年譜3 学会雑誌関連 昭和4年~昭和13年 

楢木範行年譜2については下記を参照 昭和4年の投稿は、昭和3年に引き続き新聞への投稿である。『宮崎新聞』に続き、『鹿児島新聞』にいくつかの記事が掲載されている。この時期の記事は一部しか楢木家に遺されていないためにすべては把握できていないが、以下にその記事を紹介する。 昭和4年1月28日付「蛇と民俗(続)」 昭和4年7月1日付「田植と民俗ー五月処女を中心にー(三)」 昭和4年7月?日付「田植と民俗ー五月処女を中心にー(上)」 この時期の記事は、鹿児島県の事例紹介だけではなく、

楢木範行年譜4 昭和4年『鹿児島新聞』

投稿時期が不明が記事が複数あるので、記事を紹介しながら掲載時期を少しずつ特定していきたい…

K.WATANABE
2年前

楢木範行年譜5 猿のお話 昭和7年

年代不詳の新聞記事「猿のお話」について、特定する情報を整理する。 「猿のお話(一)」とあ…

K.WATANABE
2年前
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楢木範行年譜6 膝繰りの旅 ー郷土史学のためにー 昭和8年

掲載時期不明の新聞記事について、6月8日の日付はあるので、文章から掲載念を特定していきたい…

K.WATANABE
2年前

楢木範行年譜7 椎葉紀行 昭和8年8月

まへがき此の旅行は、主として方言の調査にあつたのであるが、地理の不案内と、悪天候に妨げら…

K.WATANABE
2年前
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楢木範行年譜8 旅の覚書 昭和10年

楢木家に遺された資料の中に年代不詳の新聞記事があったので、特定作業を行っていく。 「旅の…

K.WATANABE
2年前
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楢木範行年譜9 柳田国男の鹿児島再訪 昭和11年4~5月

今回、昭和11年5月の新聞記事を入手したので、この時期の柳田国男の来訪について、年譜を補足…

K.WATANABE
1年前
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楢木範行年譜10 民具展覧会 昭和11年 

昭和11年10月、楢木範行は、永井竜一、野間吉夫らと共同で作った鹿児島民俗研究会を発足する。その活動の一環として民具展覧会が山形屋で開催されたという記事、10月23日と24日の「鹿児島朝日新聞」に掲載されている。 愈々蓋を開けた 古代民具展覧会 三百余点を集めて 初日早々から大賑ひ 「民俗研究の権威を集め 本社後援の民具展と座会 廿二日から山形屋で」