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依頼が途絶えないコンサルタントになる5つのスキル

豊富な知識と経験を活かして、経営等の諸課題に対して最高の解決策を提案するプロフェッショナル。それが一流のコンサルタントです。

私自身、まだまだ道半ばではありますが、コンサルタント業5年目に入り、多くのクライアントと二人三脚し、同業の専門家と交流する中で、「一流のコンサルタント像」が見えてきました。

一流のコンサルタントになるには、どの能力を伸ばせばいいのか。彼らが持つスキルを5つに分類しました。名声轟き、依頼が途絶えないコンサルタントを目指す方々の一助となれば幸いです。

 

1:「専門知識」だけでなく「薄く広い知識・情報」を持つ


一流のコンサルタントになるには、「この分野なら誰よりも知っている」と断言できる知識が必要です。関連分野の書籍は必ず目を通すべきですし、業界関連ニュースや最新動向は常にウォッチすべきです。

併せて、週刊誌やSNSなどから「薄く広い知識・情報」の獲得も行いましょう。話題豊富になり、ビジネスのトレンドや市場状況を把握することでコンサルティングの間口が広がるだけでなく、流行に敏感になり、これまでにない新たな発想がわくという副産物も生じます。

「専門家」でありつつ、「専門バカ」にはならない姿勢が重要です。

 

2:高い分析能力と問題解決能力を養い、クライアントと「信頼関係」を築く


一流のコンサルタントは、クライアントの課題や目標を正しく分析し、適切な戦略や解決策を提案することができます。

分析能力を養うには、データの収集と分析に関するスキルを磨くことが必要。それには最低限のフレームワークを使いこなす必要があります。少なくとも「3C」「4P・4C」「SWOT」「MECE」「5W1H」「ロジックツリー」くらいはいつでも使える状態にしておきましょう。

フレームワークを使いこなすには、日常生活に取り入れることをお奨めします。日々の学習や筋トレなどでフレームワークを取り入れることで効果を実感し、慣れ親しめば、仕事での活用も容易になるでしょう。

提案力を養うには上記の分析力に加え、傾聴力や質問力が欠かせませんが、それ以上に大切なのはクライアントの課題を正しく認識することです。そのためにはクライアントと信頼関係を築く事が求められます。ストレートに言えば「腹を割って話せる関係」になることです。

いくら傾聴力や質問力が高くても、信頼関係なくして正確な課題の把握と解決策の提示は成し得ません。信頼関係を築くには、月並みですが「クライアントの立場に立って、クライアントの真の願望を追求すること」の繰り返しに尽きます。

 

3:変化する状況に対応できる柔軟性がある


一流のコンサルタントは、変化に対応する柔軟性があります。ビジネス環境は常に変化し、日々新たな課題との戦いです。「こうと決めたら最後まで行く」という頑なな姿勢では、対応しきれません。

 

4:「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」を駆使する


一流のコンサルタントには、「一人でなんでも解決できる」という驕りがありません。むしろチームワークを重視し、チームとしてプロジェクトを成功に導くスキルを駆使しています。

すなわち、個々の専門知識や経験、能力を融合させ、役割・責任を明確にすることで、パフォーマンスを数倍~数十倍に高めます。なおかつ、他メンバーの意見やフィードバックを素直に受け入れる姿勢も持ち合わせています。

「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」を、巧妙に使いこなしているのです。

 

5:心身を健康に保つ


個人的にはこのスキルが最も重要だと考えています。

いくら能力が高くても、それを発揮できなくては意味がありません。体調不良やメンタル不調で良いパフォーマンスが出なかった経験は誰にでもあるでしょう。

能力を発揮するには、心と体を健康に保つことが重要です。具体的には下記6点に気を付けるとパフォーマンスは劇的に良くなります。

  • ・過剰なストレスの種は早めに解消・解決すること

  • ・明確な目標を持ち、評価し、自己肯定感を高めること

  • ・他者や社会と建設的で良い関係を築くこと

  • ・健康的なスタイルを保つ運動習慣を作ること

  • ・栄養バランスに配慮した食生活を心がけること

  • ・自分にとって必要な質・量の睡眠を取ること


  

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回紹介した5つのスキルを絶えず向上していくことが、一流のコンサルタントへの近道です。

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