言葉そのものが言葉ならざるものである
語りえぬものが存在しているのではない。言葉で語ることが出来ないものが存在しているのではない。言葉と言葉に出来ないものがせめぎ合っているのではない。語りえぬものと語りえるもの、言葉で示し得るものと示し得ないもの、言葉と言葉ならざるもの、言葉と言葉以前、中心と周縁、内部と外部、形式化されるものと形式化されないもの、そうしたものたち、そうしたことたち、そうした形と構造たちは見せ掛けの幻影にしかすぎない。それらがいかに強く大きく刻明で執拗なものであったとしても。
言葉の外側、言葉が