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アート、あるいは、藝術と呼ばれるものたちについて

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藝術(アート/art)と呼ばれるものたち、あるいは、そのような名前で呼ばれないものたちでありながら、藝術(アート/art)でしかありえないものたち、についての文章。藝術(アート/… もっと読む
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記事一覧

21世紀の言葉のルネサンス/Renaissance生の形式としての、色彩としての言葉 /.失われ…

/2024/02/11/18:17//生の断片を保存する魔術として、そこに、それが//招喚される、〈そこにあ…

〈受肉する光/ひかり/抽象の向こう側の具象〉デイヴィッド・ホックニー/David Hockney…

/2023/10/30/19:27//ありえないことがありえること// デイヴィッド・ホックニー/David Hockne…

燃焼する垂直の言葉/音楽。螺旋形の階梯を、生成する白い光の言葉、あるいは、四方田…

/2023/8/24/19:17/ /書かれてはいけないこと、書いてはいけないこと/燃焼する螺旋形の階梯と…

深呼吸のための余白に。//遠い向こう側の場所に辿り着く準備として。///8つの名前の人…

/2023/6/21/19:02/ /8つの名前/ジャン=リュック・ゴダール、蓮實重彦、アンリ・マティス、安…

恥辱、それ以外の何ものでもない。川上未映子「黄色い家/SISTERS IN YELLOW」音楽の失…

/巨大な洪水のような言葉たちに飲み込まれる前、今の時刻を外すことなく、今の時刻の瞬間の時…

千葉雅也「エレクトリック/〈電子感覚〉の氾濫する電気仕掛けの宇宙/ 非存在と存在が…

/革命前夜、その光景について/ /あるいは、現在の時間の中で哲学を行うこと、哲学者であること…

目をあけてごらん、離陸するから/Open Your Eyes, We're About to Take Off//大崎清夏Sayaka Osaki/2022の終わり/残酷に、そして、優しく、時間は流れる/12番目の月の光の中で書かれる風景

2022が終わろうとしている。最後の月、12番目の月が始まり、それもまた終わろうとしている。誰が何を行おうとも時間は過ぎ去って行く。誰もそれを押し止めることはできない。時は流れる。残酷に、そして、優しく。光のようなきらめく歓びの時間も背後の風景の中に溶けて行き小さな瞬きとなってしまう。肉と骨を断ち切られるかのような激しい痛みからはいまもなお血が滴り落ちている。だがそれもまた12の月の終わりには風景のひとつとして取り込まれてしまうのかもしれない。流れ出る血をそのままにして。飲み

ゲルハルト・リヒター//絵画の終決者Ⅹ絵画の黙示録//〈積層流体色彩論序説〉のための…

ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の絵画 ゲルハルト・リヒターのそれは絵画ではない…

水溶性の悪夢//「生存の迷宮」シモン・ストーレンハーグ////世界は接合され、ラビリン…

シモン・ストーレンハーグ(Simon Stålenhag)のそれはシモン・ストーレンハーグのそれとし…

Casa:日本の現代美術100人:現代美術は美術ではない。/美を超越するもの。/物質と言…

No.1:現代美術とは何か?現代美術、それは美術ではない。 物質と言葉と時間と空間の自由につ…

内的な光の写真/森山大道「写真とは記憶である」/世界は内的な光を浴び、レンズによっ…

写真についての短いメモ書き(ver.02/07/2022)/森山大道の写真について 目を閉じる。記憶…

線と形と色彩の闘争、サイ・トゥオンブリーの絵画のための幾つかの言葉の 断片

1:線と形の闘争、そして、横たわる線と形の残骸、あるいは、サイ・トゥオンブリーの絵画の始…

映像としてのドナルド・ジャッド   ミニマル・アートとしてのライフゲーム の宇宙

No1:(ドナルド・ジャッドの組み立てられた正方形としての立方体の世界、そして、動き、浮き…

ヴォルフガング・ティルマンス あらゆる時間とあらゆる空間の透明な色彩

ヴォルフガング・ティルマンスの光の中に、全ての時間と全ての空間の光が飲み込まれる。あらゆる時間とあらゆる空間があらゆる色彩となって溶け合う。ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)の光の中で。 全ての季節と全ての場所の色彩が溶け込み閉じ込められた硬質な透明性で象られた世界。幾重にも重なった多重の時間と空間の色彩が形成され、それが、透明性として出現する。あらゆる夜とあらゆる昼の全ての色彩が封印された透明性。絶え間なく静かに揺れ動く大気のように、あらゆ