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藤井風くんの「花」をアコースティックギター用に耳コピ&アレンジすることの至福について。


この1週間、本も読んだし感想文も書いたしサッカーもたくさん観たはずなのだが、体感的にはずっとこのMVを流しながらアコギを抱えて、耳コピギターアレンジをし続けていた感じがする。1日中というのは誇張ではなくて、毎日少なくとも8時間くらいはギターを弾いていると思う。

 ひと月前くらいから、というか、「いちばん好きな花」ドラマが始まってからだからもう1.5か月くらい、音源だけYouTubeの普通版、バラード版、デモ版の三種類を風くんは公開してくれていて、それにマニアの方の完全コピーピアノ楽譜付きYouTubeもあって、それらを取っ替えひっかえ流しながらコピーとギターアレンジをしてきていたのだけれど。それで8割くらいできたー、と思っていたのだが。

 しかしこれが、風くんが踊る映像ありのMVを観ると、ああそうかー、とまた別のアレンジをしなければと思い付く。ここのリズムはこういう解釈だったんだと新たに気付くことがたくさんあるのが不思議。普通版映像なしYouTubeとMVは、音としては変わらないはずなのだが。風くんのからだの動き、本格的ダンスシーンだけでなく、ちょっとしたからだの動かし方で、ああ、こういう風にリズムを感じているのだな、というのが分かると、そのことをギターでももっとちゃんと表現したくなる。ここだけ強く4つ打ちなんだよな、とか。ここはピアノはリズムを止めて和音を頭だけ流して、その裏でパーカッションだけになっているんだよな、とか。そういうことを正確にギター一本に再現したくなる。

 西村ケントくんのようにはいかないが、それでもケントくんのおかげで、アコースティックギターという楽器が、「一本で同時に音楽全体、主旋律とベースラインとコードと打楽器を同時に発音できる楽器だ」ということは学んだので、その成果を少しでもアレンジに活かしたい。

 という高望みをするので、いつまでもギターを抱えて弾いていられるのである。

 藤井風くんという天才と西村ケントくんという天才が同時期に現れてくれたおかげで、もうなんだか楽しくて仕方がないことになっている。真の天才は僕のような凡人老人ギター弾きのことまでも、ここまで幸福にしてくれるのである。風くんMVに合わせて弾いているだけで、天国にいるような気持ちにその度、なってしまうのである。音楽の神様と一体になっているような恍惚感に浸れてしまうのである。音楽の神様に感謝。

✳️風くんの「帰ろう」のコピー&アレンジをしていたときに、妻に「パパのギターすごく好き」と褒められたが、「パパは歌わんでいい。歌うな」と言われた、という話は、以前書いた。今回の「花」、1日中ギターを弾いているのだが「パパのギター、すごくいい。1日中聴いていても嫌じゃない」と、またギターは褒められた。しかしこの前のことがあるので妻がいるときは歌わないようにしている。でも妻がいないときに、こっそりしっかり歌のコピーもしているのだ。ワハハハハ。歌わない。妻の前では。



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