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双極症の1日

私の1日の話をしよう。
まず昼の11時ごろ起床する。これが8時だったり9時だったり10時だったりと、1週間の内でもバラバラだ。

11時ごろに起きると、少し待ってから朝食兼昼食を1人で食べる。家で仕事をしている母は先にすましていることが多い。
たいていは冷凍パスタだ。カルボナーラが好きで、2,3種類は食べた気がする。

食後は眠たくなる。けれど食べてすぐに横になると、逆流性胃炎になって吐いたり胃が痛くなってしまう。最低でも30分は起きていたい。

このときにスキンケアをすましておく。できない、気分じゃないときはしないか、ミストをかける。最近は肌の調子が良くてうれしい。ニキビもできず、跡が少し赤いだけだ。

そのあとに、ベットで横になる。パジャマのままか、部屋着に替えるのも気分次第だ。最近は寒いからパジャマのままが多い。
真っ赤でモコモコで、まんじゅうのようなパンダがくっついているこのパジャマは、イオンの中にあるジェラートピケで一目ぼれした一品だ。肌触りが滑らかで毛量が多く、真綿に包まれたような気分になる。

昼寝はだいたい16時まで。その少し前には起きていて、ベットの中でうだうだしていると、母が熱い紅茶とお菓子を持って来てくれる。それを飲むと、身体が温まって少し行動しようという気分になる。

そこでソシャゲやゲーム、読書をする。
ソシャゲの東方ロストワードが課金が必要なほど仲間が増えました。困った。課金のためにコンビニに行くか…続けるか、悩んでいる。

刀剣乱舞は周回が中心で、YouTubeなど観ながらやると、とても疲れる…。
でも、最近はお気に入りの男士が増えた。
千子村正、鶴丸国永、白山吉光、京極正宗。
腕がたくましい男性が好みなのは、家族公認だけど、それ以外にも目が行くようになった…というか、中性的なキャラが好みみたい。
それぞれの男士に創作審神者を創って、妄想するのが好きだ。
すでに5人ほどキャラクターが出来上がっている。形にするのが難しく、イラストを描いてみると脳内の姿と違ってがっかりした。

イマジナリーフレンドという言葉がある。想像上の友人という意味と思っているが、これは小学生のころから私にはいた。
いや、今もいる。
初めて彼らと話したのは小学生高学年のころだ。当時私は漫画を描くことにハマっていた。チャレンジでシールをためて、マンガ家セットを手に入れたほどである。
自分で考えたキャラクターがそれだ。
シェルースとコンバート。
鋼の錬金術師に影響された、世界でたった1つの物語だ。
彼らと話すのはもっぱら集会などボーっとするときだった。内容は…例えば、体育館の外に敵がいて、それをどう倒すとか。
普通じゃできないことを妄想する。それがとても楽しかった。

時には自分を心配してくれた。
よく覚えている。

家へ帰宅した後、とても頭が痛い日があった。母はピアノのレッスン中で、薬のことを聞くことができない。
自分でハンカチをしぼって、額にのせた。
ヒンヤリとした感触はすぐになくなる。何度もひっくり返したり、なんとか冷やそうとパタパタふったりした。
そんな時、いつも思い描いてたシーンがある。誰かがベットの横にずっといてくれて、濡れたタオルをそっと私の額にのせてくれるというもの。
憧れというか、うらやましいというか、なんとも言えないもどかしい感情。
これは私にとって大切なテーマなのかも。

話がだいぶそれてしまった。

夕方以降は注意の時間だ。なぜならこの時間帯にうつ状態になりやすいからである。理由は…よくわからない。うつの本によると夕方は日中の疲れが出て気分が落ち込みやすいそうだ。だが私の1日は昼から始まる。外へも出ない。何を疲れることがあるのか?

医師いわく、考えすぎによる脳疲労が原因の1つかも。だそうだ。
これは私も納得した。何もしないでいると、とにかく様々なことが頭の中で浮かんできては消えてくれない。

将来への不安、いつになったら働けるようになるのか、お金の心配、両親の老い、うつへの不安、何かしなければならないという焦燥感。けれど何をしたらいいのか、何がしたいのかわからないもどかしさ。

ぱっと思いつくだけでもこんなにもいろいろと考えている。外から見たらただボーっとしているだけ、もしくはベットに潜り込んで丸まっているだけ。身体はいっさい動かしていない。
しかし頭の中は常にフル回転。馬車馬のごとく考え事がぐるぐるぐる。

それは疲れるだろう。常に脳内でエネルギーを使い続けているのだから。
それによって、18時以降は横になってしまう。もう起きていられないから。動きたくなくなって、お腹は空いても1階に降りておはしを持つのがとても大変になる。
そうなると、20時30分ごろ母が声をかけに来る。
「リンゴでもむこうか?」
母による慈愛100%の言葉である。しかしうつ状態の私の脳内では、その裏に暗い感情があるのではないかと疑ってしまうのだ。

ああ、もうこんな時間だ。せっかく母が夕食を作ってくれたのに食べないなんて、私はなんて薄情者だろう。母も呆れてるにちがいない。怒ってるかもしれない。ごめんなさい。

そのあとはごめんなさいのオンパレードである。ベットに潜り込んだまま返事をしない私に、母はしんぼう強く、心から心配をしてもう1度。
「リンゴむこうか?牛乳持ってくる?」

ああ、また迷惑をかけた。声を出さなければ。でもなんて言おう?お腹は空いてるけど起き上がりたくない。
おかゆが食べたい!

そう言いたい。あたたかくてやわらかいものが食べたい。でも起き上がれない。
「…いらない…」
たった4つの音を出すだけで疲労感がすごい。壁の向こうから話してるようなかすれた返事を聞いて、母は去っていく。そしてまた脳内でごめんなさいの嵐が吹き荒れる。

それでも、たまにはおみそしるを飲もうかと思う日がある。そんな時は少し元気になる。味がしない時も、なんとか熱い液体を飲み干せば指先まであたたまる。お風呂に入ろうという気にもなる。

この入浴という行為もくせものだ。
とにかく服を脱ぐのが面倒くさい。お湯につかるのは大好きだ。水の中は自由になる。
なんとか動ける日はシャワーだけでも浴びる。その気になるにはとんでもないエネルギーが必要だ。お風呂は力が抜ける分、気を付けないと湯船で動けなくなってしまうから。
シャンプーするのが好きだ。頭のマッサージは気持ち良い。花の香りもリラックスする。パンテーン、ツバキ、アンドハニー、いろいろ使ってきた。どれが私の髪に合っているのかはわからない。全部好き。

洗顔は特に力を入れている。実は日本化粧品検定3級を持っているのだが、そこで学んだことは、洗顔は泡でやさしく洗うということだ。
百均の洗顔ネットでもこもこの泡を作るのが楽しい。やわらかい感触は本当に気持ち良い。いろいろと試してみて、今のところロゼッタというブランドが種類も豊富でよい。



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