読書メモ:若手育成の教科書

最近ウチの課題である従業員のモチベーションの低下と離職について私の力の及ぶ範囲最大20人くらいのセールスメンバーだけでも、モチベーション高くビジネスをしていくために、本件を当てていきたい。ちなみに今の組織で感じていることは、風通しはいいし成長できる環境もあると思っている。それでも、離職というのは出てきてしまう。これを乗り切るために、心理的安全性やチームビルディングをテーマにした本もいくつか読みそれも実践しているつもりだ。それでも、まだまだ改善の余地や新しい風を吹き込みたく高成長を続けるサイバーエージェントさんの考え方や実践していることを学びたく、本書を見たくなった。実際同社の人材は優秀な人が多くモチベーションも高いと思う。私ができていないことも多々あると思うので、今後の組織運営に取り入れられ事はどんどん取り入れていきたいと思う。

■前提:若手育育成で最も重要なのは自信を持たせること


・自信を持つとはどういうことか
・どうすれば自信をもつことができるか

この2つがキモになる。
自信を持つとは、「市場価値が高いこと」説明できる再現性のあるスキルを持っていること。この変化の起こる時代において、その会社のみで通用するスキルをはあまり価値がない。なぜなら、その会社が時代に適用し生き残っていくということが前提であるならば、そのスキルは必要になるが、そんな会社はないから。だって、時代がどうなるかが分からないのに、その会社だけで通用するスキルを身につけても、「市場価値」はあがらない。説明できる強みにもならない。その会社の中だけでは通用するかもしれないけどね。

みな「成長したい成長したい」というけれど、成長もしっかりと「成長実感」がないといけない。その成長実感は、「この変化の激しい時代においても、通用するスキルを身に着けた」という自信だ。そのスキルを得るには1つしかない。「やったことのない未知のものにチャレンジすることができる自信」に尽きる。
今の組織の中で、どれだけチャレンジをして成果を残すことができるか、その経験こそが、今後の「やったことのない未知のものにチャレンジし成果を出し続ける」ということの自信につながる。成果が失敗でもOK。失敗しても成功したとしても、チャレンジをしてPDCAを回して、前に進めることができる人、つまり「自走」できるかがカギになる。一社員においては、自分の力で自走できるか、組織ならばたくさんの人を巻き込んで前に進ませることができるかがキモになる。

ただ、私の組織もそうだが「自分のできる範囲」「自分のできそうな範囲」で仕事をしている人が多いので、そこから出てくるアウトプットも、そこの範囲に落ち着き、結局低成長になってしまう。ここのリミッターが外れているのがCAなんだと思う。
自分のできそうな範囲が105%なら105%の成果ということ。

その「自分ができそうなことへのチャレンジ」がどのレベルかによって成果が変わってくる。1000%の成果へのチャレンジをして、仮に失敗したとしても、その人が前に進めることができていればいずれ1000%の成果が出るだろうし、仮に撤退したとしても、1000%を前に進めた経験を他のに転用し、その成果を別のところで出すことができる。なので、「チャレンジをすること、そのなかでPDCAを回しながら自走すること」これが、答えになる。

■成長や身に着けるべき「自身」は10人10色であり、デザインをしていく


みな、業務内容やお客さんや本人がやりたいこともバラバラなので、一人一人デザインする必要があるが、みな成功失敗体験が違うだけで「「チャレンジをすること、そのなかでPDCAを回しながら自走すること」は変わらない。

本書では「抜擢」し、自走させることをテーマに
①「言わせてやらせる」⇒意思表明のメリット(社内サポート増える)、
②「言わせる(言いやすい)環境づくり※理想は「やりたいです」と向こうから言わせる」⇒見てるよサイン、褒めまくる、失敗体験の共有、セルフ抜擢(自分のことだから自由な発送を促す)、自分の言葉でアウトプットさせる、自分での決断経験を増やす(自分でやると決めてやる)、2-3年後ではなく1年後にどうなっていたいか
③抜擢内容⇒未来志向で可能性にかける、もしない場合はこちらから期待をかける
④抜擢時の意義や伝え方⇒抜擢の理由やそれを伝えるメッセージは超大事
⑤2年目以降は自分以外の貢献抜擢がよい⇒グループ、チーム、他組織、お客さんへの影響させる
⑥抜擢はマネージャーのゴール⇒メンバーの仕事の飽きは「決断要求(抜擢不足)」のサイン。決断後には、それが上手くいくかのシミュレーションをする。仮に失敗してもチャレンジの証なので許す。
⑦面談時の注意:1年前の自分への指導(もし1年前に戻れるなら)、面談では過去の話はしない、未来の話をする(大化けするイメトレをして抜擢する)※本人の強み×伸びる仕事=大きな成果

いろんなメンバーがいて結構大変だなと思いつつ、私自身も楽しみながら未来のコミュニケーションをみんなととって、いい世界を実現していけたら思う。

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