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#東京 第1弾電話かけの感想~私たちが見ているところ~

みなさんこんにちは!
首都圏議員面会プロジェクトのnote執筆担当、徳田悠希です。

私たち首都圏面会の中心メンバーは、今回初めて国会議員事務所に電話をかける、という経験をしました。

今日は、第1弾の議員に向けての電話かけをしてみた率直な感想を、みなさんとシェアしたいと思います。

「忙しいので難しい」という声

今回の第1弾の電話かけは、東京都議会議員選挙(7/4投開票)の直前という時期に開始したため、そもそも電話がつながらない、ということが頻発しました。

そんな中、面会に関する回答として最も多かったのが、

「都議選で忙しいので、今回はお断りします」

という返答でした。

確かに、都議選は重要な選挙であり、議員の方々が忙しいことは重々承知しています。しかし、それを理由にして、国政を担う国会議員の方々が、私たち有権者の問いかけや、核兵器に関する対話をしたい、という声に最初から答えない、という姿勢に、疑問を持ちました。

そうした回答をいただいた議員事務所に対しては、都議選後にまた連絡をするので検討してほしい、と、お伝えしています。

私たちの電話への対応

また、面会自体の返答だけでなく、電話への対応も、さまざまありました。

対応してくださった人の中には、高圧的な方や、あまり話を聞いてくれていないと感じる方もいらっしゃいました。私たちが送った手紙を読んだかどうかわからない、知らない、というような返事もあり、私たち一市民の声を届けることの難しさを実感しています。

もちろん、忙しい中でも、丁寧に私たちの手紙を読んでくださっている事務所もありました。その中には、都議選ですぐには対応できないけれど、面会に関する希望を聞き、前向きに検討してくださる方もいらっしゃいました。

また、手紙を読み、議員と協議した上で迅速かつ丁寧に対応してくださった事務所もありました。面会自体は、現在大臣職にあることから、「所管問題以外へのコメントは控えているのでご理解いただきたい」とのことで実現しませんでしたが、誠実に対応していただきました。

こうした、さまざまな返答や対応をいただいてみて、面会に対する返答だけでなく、電話口での対応によって、議員の方々に対するイメージが変わるものだな、と実感しています。

メンバーそれぞれの感想

国会議員の事務所にお電話をするということで、直接手紙を出すときとはまた違った緊張感がありました。結果として、面会への回答、電話口での対応ともにさまざまなもので、声が届くかもしれない、という希望を感じることもありましたが、あまり誠実な対応をしていただけず、疑問に思うことも多くありました。
その1つが、都議選などで忙しいことを理由にして断る、という返答についてです。私は以前、地方自治体からの意見書採択アクションに参加したことがあります。その際、地方議会議員の方から、核兵器問題は「国政に関わること」であることを理由に、率直な意見を頂けませんでした。その「国政」を担っている国会議員の方々に、都議選を理由に面会を断る返事をいただいた時、「いったい誰がこの問題について考えていくのだろう」と、議員の当事者意識の薄さや、国会議員の役割について、考えさせられました。
今後も継続する電話かけで、引き続きアプローチを続けていき、「考えるべき問題である」だというメッセージの発信を、ひるまずに続けていきたいと思います。(徳田悠希)


今回、議員会館や地元の議員事務所に、手紙の到着や面会の可否を聞くための電話を自宅からかけました。最初に議員側と接触する機会だ、と緊張しながらの電話でした。
しかし、対応してくれた女性は迷惑そうにこちらの話を聞き、忙しいとの理由ですぐに切られてしまったり、秘書の方に取り次いでくださるとのことだったにもかかわらず引継ぎがされておらず、一から説明をしなおしたりしました。
私ははじめ、「お忙しい中申し訳ない」という思いで電話をかけていました。しかしふと、有権者からの電話に対し、忙しいという理由を持ち出すのはおかしいのではないかと思いました。議員であれば有権者からの疑問と向き合い、自身の課題にしていくべきであり、選挙の時だけ有権者の声に耳を傾けていればいいわけではないのではないでしょうか。
さらに、議員自身は全く異なる対応をするのかもしれませんが、面会前に議員事務所からこのような対応を受けて、私の中でこの議員の印象は良いものとは言えません。電話対応一つで印象が左右されてしまうのは、議員にとっても不本意なことではないかとも感じました。(本間のどか)
議員事務所にお電話するのは初めてで、とても緊張しましたが、事務所によって対応は様々でした。
電話口で担当者の方が「折り返します」や「何時に戻ります」とおっしゃっていたにも関わず連絡がなかったり、繋がらなかったりと、事務所内で伝言や連絡がされていない体制が垣間見えました。事務所側からすると小さなことなのかもしれません。しかし、面会に対する返答と同じくらい、きちんと対等に、また丁寧にお話ができるかで印象は左右されます。
電話対応をしてくださった方々が、議員側の有権者への窓口になっていることを自覚しているのか、疑問に思う対応もありました。議員側が、どれだけ有権者の声を聞く体制を取っているか判断する要素が、電話対応にはたくさんあると言えるのではないでしょうか。
また、そもそも「都議選で忙しい」との返答が多かったですが、今回連絡を差し上げた議員は何よりもまず「国会議員」であり、オープンに都議選で忙しいので面会できないという対応にも、疑問が残りました。(三村紗葵)

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