見出し画像

OutbrainとTaboola「最悪」のユニコーン2社が合併へーー今後どうなる?

イスラエル発のコンテンツレコメンド会社でユニコーンでもあるTaboolaとOutbrainが合併するという。 これにより巨大な広告スーパーコングロマリットが誕生することになる。両者の合併は2017年ごろから噂されていた。両者ともにイスラエル発の企業で、記事コンテンツをネイティブアドとしてレコメンドして、広告収入を得るというビジネスモデルも同じだ。よって事業領域が非常に類似しているため、合併によるシナジーがどこまであるかは疑問は残る。The Markerによると、Outbrainの株主は2億5000万ドルに加えて、合弁後の企業の株式の30%を受け取ることになるという。合併後の会社はTaboolaの名前が残るという。現在のTaboola CEOであるAdam Singoldaは続投し、Outbrainの共同設立者で共同CEOのYaron Galaiは、合併を円滑にすすめるためののアドバイザリーの職に就くという。

最悪のスタートアップ2社の合併なのか?

ヨーロッパのスタートアップメディアTNWはこれを「最悪のスタートアップ二社」が合併したと伝えた。例えばAP通信の記事の最後までスクロールすると、歯のホワイトニング製品に関する低品質なネイティブアドコンテンツや、精神的健康問題をかかえる元子供俳優に関する不快なゴシップに眉をひそめた経験はないだろうか?そうしたコンテンツをレコメンドして儲けるビジネスを展開している代表的な企業がこの二社なのだ。そしてTNWにいわせると両方の会社は「馬鹿げてるほど稼いでいる」という。2018年のTabolaの利益は5000万ドル、収入では10億ドルにも達したという。


Digdayによるとある新聞社の幹部は、独占による広告料金の値下げ圧力が懸念点だと述べたという。一方で収益力が高まることで低品質な記事広告の排除にもっと投資できるようになるだろうと好意的な見方も紹介した。また、 OutbrainとTaboolaのクライアントにはCNBC、CNN、The Washington Post、BBCなどの大手メディアがいるため、 2社の統合によりGoogleとFacebookに代わるオルタナティブな選択肢を世の中に提供するというポジティブな面もあるだろう。

欧州のスタートアップ事業についてつぶやきます。

オススメ記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?