71日間地球ひとまわり(2)2度目のNASAは半日滞在、月と火星を堪能
10年ぐらい前、メキシコから帰り道ヒューストンでトランジットだった。
乗り継ぎ時間が22時間と一泊することになった。
さてヒューストンで半日近くあるが何をしようと思い、選んだのがNASA宇宙センター。
実は私は宇宙好きなのである。
しかし、宇宙センターに到着したのが15時少し前、閉館が17時なので2時間ぐらいしかない。
バタバタと駆け足で展示物を見たことを思い出す。
それでも全く時間が足りなかった。
「今度来る機会があればじっくり見たいものだ」
閉館時間が近づくと、後ろ髪をひかれる思いでNASA宇宙センターを後にした。
あれから10年近い月日が流れた。
コロナ以降、海外渡航しやすくなった今年6月に、リベンジに出かけることにした。
寄り道をしながらヒューストンに到着したのが土曜日の夕方。
翌日日曜日を使ってNASAに出かけるつもりだった。
宿泊先はヒューストンのダウンタウンにあるホテル。
宇宙センター行きのバス停から徒歩数分。
しかし、ここで誤算が発生。
日曜日は宇宙センター行きのバスや休みらしい。
さてどうするか。
ホテルで相談するとUberを利用すると30ドルとかからないらしい。
そこでUberで廃車を予約することにした。
と言っても実はUberを使うのは今回が初めて。
それはアメリカデビューじゃなくて、初Uberだった。
急ぎネットでUberの仕組みを調べてから挑戦した。
ホテルが交通の便のいい場所にあるからか、車はあっさりとやってきた。
そしてハイウェイを走ること30分。目的地に到着。
事前にネットで予約していた入場チケットを表示し、入館。
最初に向かったのは予約センター。
というのもアポロ月面基地のコントロールセンターを見学するためには、ツアーに参加する必要がある。
直近で空きがあるのは、1時間半後の11時半。
それまでの間、センター内を見学することにした。
前回は時間切れでゆっくりと見ることができなかった。
しかし、今回は閉館まで6時間近く時間がある。
端から端まで余すことなく見ることができそう。
興奮しながらセンター内を見て回った。
まずは、スペースシャトルなどの乗り物の歴史。見ていて楽しい。
本当にペンシルロケットから、段々と進化したんだな。
次に、月探索コーナー。
ここでは、月探索の歴史に関する展示が行われている。
そして、月の組成の説明があり、部屋の中央には月の石が置かれている。
月の石にはタッチすることもできる。
小さな月の石のかけらに指で触れる。
隣には消毒が置いている。
月探索のコーナーが終わると、宇宙ステーションの説明。
宇宙ステーションに関する展示が並ぶ。
こちらを見ているうちに、トラムツアーの開始時間が近づいてきた。
いったん見学を切り上げて、ツアー参加者用のゲートに向かった。
このトラムツアー参加は、NASAを再訪したい大きな目的だったのである。
なぜならば、アポロ打ち上げの時に使ったミッションコントロールセンターを見ることができるのである。
ウキウキしながら開始10分前にゲートに並ぶ。
時間が近づいてくると、ゲートのドアが開きトラムに乗車。
このトラムで、ミッションコントロールセンター棟まで移動するのである。
気分は上がる。
ミッションコントロールセンター棟に到着すると、バスから降りて建物に入る。
建物の入り、階段を登り扉を開けるとそこはコントロールブースが目の前にあり、それを眺めるように椅子が配置されている。
コントロールを見ながら、ミッションを再現した映像が流れる。
今回で2回目だが、何度見ても興奮するな。
ワクワクしながら映像を見る。
※映像は撮影禁止。
上映終了後、撮影タイム。
ミッションルームに近づき、写真を撮ることが可能である。
あの日のままのテーブルの上。
コントロールルームの壁を見ると、様々なステッカー貼ってある。
遠めなので細かいところが見えないのが残念である。
頃合いを見計らって、スタッフの方がトラムに戻るように声がけを行う。
トラムに乗ってゲートに向かう。
途中、ロケットパークのロケットが見えてくる。
ゲートに戻り、ツアーは終了。
大満足。
ツアー前に後回しにしていた、火星に関する展示を見に行く。
火星の概要、火星の地図などが展示されている。
こちらの展示コーナーでも月の石同様に火星の石に触ることができる。
もちろん触る。
そして、火星の展示コーナーを見終わって出ると、お隣では月に関する企画展が行われていた。
色々と見学できて大満足。
帰りは、Nasaでウーバーを呼んだ。
ヒューストンのダウンタウンとは異なり、ドライバーのマッチングが行われるまで半時間近くかかった。
車がやってきたので、建物を後にした。
今回は半日近く滞在し、余すことなく宇宙センターを見学できた。
いい気分で、ホテルに戻った。
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