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2度目の鈴鹿竜ヶ岳遠足尾根。死にそうだった初回が嘘のようでした。初心者こそ同じを何度も歩くが良い。

先日書きましたこちらの記事に、スキ!をいただきまして本当にありがとうございます。励みになります。気をよくしてまた書いてみようと思います。

駐車場に着いた時、

「いい山行だった」と口から出たときにはびっくりしましたよ、自分で言っておきながら。

入山・下山の時間、行動時間、頂上でのランチ、疲れ具合。今まで山の師匠に教えてもらったことがうまくハマった山歩きでした。

自分の技量を自分自身で把握できてきた、と言い換えてもいいかもしれません。

二度目となれば、行きと帰りで違う道を行くとか、そもそも前回と違うルートを行くとか、そういう前とは違う選択をしたくなるのが人情ってもの。同じ道はつまらないから、とそう行動する登山ブログ執筆者も多く目にしますし、山の師匠もそういうことを言うので、そういうものか、と思っていました。

ただ、内心は
「同じ道を往復したい……」
「同じ山を何度も歩きたい……」

と思うことも正直あり、今回は思うようにやってみた、というわけです。
鈴鹿の竜ヶ岳にて。

これが良かった。自分にピッタリだったんです。
一言で言うとノーストレス。公園とか池のほとりを散歩するのと一緒の感覚。
1000m台の山でこうして余裕を持てたことに、何より自信になりました。

自分の技量に合った道で、かつ知っている道を何度も歩く。

これが私の求めていることだとはっきりしました。

今までは緊張感マックスで、頂上でリラックスしてご飯を、ということは大変少なかったんです。

「本当に下りられるのだろうか……」という心配からご飯が喉を通らない。

例えば伊吹山の時など、居ても立っても居られなくて、修験者の方に声を掛けたほどです。

下りられますかね、って。

幸い優しい方で、

「大丈夫、ゆっくり行けば心配ない」
と勇気づけてくれました。

その位緊張を感じてしまいながらも、木曽駒、御嶽山と続けるうちに少しずつ
余裕も生まれてきました。それでも緊張する。

本当に山歩きそのものを楽しめているのか?
という内なる疑問も湧いていましたが、今回解消できました。

年間の3割くらいは新規開拓で、7割は既知の道、というのが私に合っている気がしています。つまり年に2箇所くらいは新しい山や道という感じ。少ないかな?

人よりはだいぶゆっくりで技量的にも劣っているのは自明です。

それでも年数を重ねていけば相応の山も増え、自分流の楽しみの選択肢も増えていくだろう、という寸法です。

前回下りに選んだ金山尾根で辛い思いをしたので遠足尾根をピストンすることにしてよかった。
上りで金山尾根を行くというのは、今度挑戦してもいいかもしれません。




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