「孤独」をテーマにした本のまとめ
まずはKindle Unlimitedにあるものが中心となると思うが、
「孤独」をテーマにした本を読んで簡単な感想をまとめている。
終わった本から追加していく。
『孤独を軽やかに生きるノート』 反田 克彦
上記の引用の通り、とてもニュートラルな本で、私のような「孤独肯定派」にも、寂しいのは耐えられない方にも優しい本で、具体的な方法が書かれている。
以下の記事でも少し触れたが、薄くて軽やかな交流も肯定されていて実際にいくつか試したいこともあった。ごくたまの交流は好きな孤独派にもオススメ。
『人生を変える孤独力』 谷崎玄明
この原始仏教の視点というのが面白かった。孤独力は必須という捉え方だが、この本での定義は「孤独力=やさしさ+注意力+集中力」とのこと。
一瞬一瞬をすべて集中する修行のような生き方である。
具体的には「スマホ断食」「断捨離」「瞑想(と代替手段)」「優しさを養う」「運動」など。個人的には瞑想の部分が一番勉強になったし、捉え方が変わった(ということを以下の記事に書いた)。
『孤独は贅沢』
上の説明の通り、ヘンリー・D・ソローの本の名言を抜き出したもの。
個人的には、本全体を味わうのではなく部分的に切り出して栄養を得ようとするこういった「サプリ」的な本はあまり好みではないが、まだ彼の本を読んだことがなくて、考え方を知りたい方には良いだろう。
ヘンリー・D・ソローについて、簡単に説明すると、必要最低限のもののみもって森で自給自足をした方の本で、ミニマリストの文脈で紹介されることも多い。
『極上の孤独』 下重 暁子
著者の個人的な経験や考えをまとめたエッセイ。
「孤独」をテーマにはしているが、彼女自身が少々特殊な生い立ちであり、一人暮らしをしたことは無く配偶者もおり、少数ながら信頼できる魅力的な友人もいらっしゃるので、ある意味「成功者の孤独」「持てる者の孤独」とという雰囲気もある。個人的には自由に籠れる自然に囲まれた別荘があるのが羨ましくてたまらない。
共感できるかは人によると思うが、孤独を肯定的にとらえていること、凛とした佇まいなどの憧れ要素もある。個人的には全部同意はしないが好きな本。
なお、インドサイは単独性とのお話もあったが、シロサイなど群れを作ったり、若い者を集団で教育(自立支援)する仕組みがある種もいる。
『孤独の作法』 下重 暁子
『極上の孤独』と共通のエピソードもいくつか入っている。比較すると少し自己啓発的な色が濃いかもしれない。
「自分を持ち、安易に群れず、人に流されない軸を持とう」がテーマとなっている。
『孤独 ひとりの時に人は磨かれる』 榎本 博明
前半は「群れること」「浅い繋がりへの強迫観念」「考えずにネット検索で答えを求めてしまうこと」を断ちきって、ひとりで深く考える時間や読書の時間を取ることで人としての深みが出るという話。
後半で一見よさそうに見える(仕事ができると評価される)効率化や詰め込み、時間を無駄にしてはいけないという考え方も、ずっとやっていると深まらないし、健康にも害があるという話。
私は後半の方が身につまされる。時間があったら出来るだけ多く何かをやりたいと思ってしまう。
「没頭する時間はその場では短く感じて、振り返ると長く感じる=密度が高い」という言葉が特に心に残った。
ストレングスファインダーでも達成欲が上位なのでやりきった感はあるのだが、振り返ったら確かに薄い時間になっているかもしれない。外部には影響を与えているが自分を犠牲にしているのかもしれない。
現実に縛られ過ぎて自由な発想が出来なくなる。内省の時間は意識して取っているが…。
バランスを取りたい。
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