今週(2022年2月28日〜3月6日)のテーマ:予感を信じる
先週までの「ゼロ(0)をイチ(1)にする」流れでは、アイデアを形にすることが求められていました。
発想を行動に移すこと、そのために、自分から湧き上がった発想(「なんとなくそう思う」)を肯定する状況に意識が向きやすい一週間だったと思います。
今週も「発想を信頼し行動に移す」という根本的な部分は変わりませんが、特に「虫の知らせ(なんとなくよくないことが起こりそうな予感がすること)」を蔑ろにしないことが大切です。
私たちには、自分を防衛する力が備わっています。
肉体的な部分ももちろんそうですが、精神的な部分においても自分を守るためのシグナルを日々発信しているのです。虫の知らせと書くと少し悪い意味に聞こえてしまうかもしれませんが、元々人間が持っている「危機回避」の力に意識を向け、自分をさらに信じるための糧にしましょうという流れになっています。
しかし、自分を守るための力がしっかりと働いていても、行動に移せない状況が存在することは事実です。
仕事だから苦手な人物に対して丁寧な対応をしなければならない。予定が詰まっていて休息がうまく取れない。たくさんの理由が存在することでしょう。
まず、私たちに必要なのは物理的な行動に出る(行動に出るのが一番いいけれど…)ことではなく、それが本来はいやなことであると認識することなのです。
「いやなことであると認識する」というと「Aさんのせいで私がいやな気分になった」「〇〇のせいで問題が起きた」など、自分自身の感情を他者や自分以外が起こした物事のせいに変換してしまう場合があります。
他者などの自分以外に矛先をいつまでも向け続けると、自分自身の感情を認めたことにならず、自分から湧き上がった発想(感情も含まれる)を肯定する機会を失ってしまうことになりかねません。
職場で他者の失敗を被ったなど、様々な状況はあるかと思いますが、私たちが常に目を向けるべきなのは「自分の感情の動き」であって、「〇〇のせいだ」と他者に意識を向け、その間、自分を蔑ろにすることではないのです。
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