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喪失感に慣れることは無い


障害をおって
失うことに慣れたかというと
そうではない。

障害の不便さには慣れたけど
喪失には慣れてない。

だからこわい。

当たり前に存在していたものが
ある日突然なくなってしまうことが。


障害者になって
思い知ったことの一つ。

もう2度と、健康な体に戻ることは無い。

わたしは、
健康な体を失った。

当たり前だと思ってた。
何もかも。

当たり前じゃなかった。

いつ死んでもいいと思ってた


わたし生存率めっちゃ低かったから
今生きてるだけでほんと奇跡なのね。

だからさー
もはや人生のボーナスタイムなわけだよ。

本当なら無かった時間だから。

だからわたしの人生においては
いつ死んでも長生きだと考えてるし、
ボーナスタイムなわけだから
「その時」はいつでもいいと思っている。

その時がきたら、
颯爽と手放してやろうと思う。

命あるものはいつか終わりを迎えるんだけど、
この世に大切なものを遺してしまうと
この世から離れられなくなるんじゃないか
と思ってしまう。

手放すのが
惜しくなるんじゃないか、って。

だから苦手なのね。

ものを増やしたくないんじゃなくて、
失うことが怖い。

失った時の衝撃が
ものすごいとわかっているから。

代わりに、今手元にある大事なものは
わたしの一生をかけて大事に大事にしようと思ってる。

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