見出し画像

高次脳で絶望した話⑩


高次脳で絶望した話⑩

人に頼る

これ、病前に自分の力で生きてきた人ほど
すごく困難なのよね。

周囲の人からしたらわたし達の要求なんて
ほんの少しの労力で済んでしまうことが多い。

なのに誰かに頼るということができない。

自己責任、自己選択で生きてきた人とか
自分ひとりで問題を背負いすぎてる人とか
頑張ればできるという
無謀な努力をしている人とか…
(全部わたしのこと)

そして、
「人に頼らないと生きられなくなってしまった」
という自分も受け入れ難い。
(それもわたしのこと)

「わかった!
人に頼ればいいんだ~!」

という簡単なステップで
乗り越えられる問題ではない。

自分の限界を認め、あきらめ、
誰かに助けてもらう。
これは口で言うほど簡単ではない。

とんでもない苦痛が伴う。

なんと残酷な試練だろうか。

長年高次脳やって出した結論

この障害の最大の解決策は
「人に頼ること」だったりする。

障害に関しては
努力をしても劇的な改善は見込めない。

脳みその傾向を知り
ある程度の対策をしても、
必ずしょうもないミスをする。

そもそも努力で改善できるのならば
それは障害とは言わない。

わたしは自分の脳みそを愛してるし、
独創的で唯一無二でとっても大事だけど、

もはやあてにしてない。

この脳みそをあてにして生きていたら
死ぬ。

死活問題だ。

「生きていくためには人に頼るしかない」

だが、
誰に頼るかはちゃんと見きわめる力が必要だ。

障害者は他人に委ねなければならない部分が
必ず出てくるため、
その時に誰を頼るのか?の見極めは
わたしにとって重要だ。

わたしは生き延びなくてはならない。

一人でこの脳みそに任せていたら
生きていけない。

だから1人で生きるのをあきらめる。

「自分の力が及ばない」
と判断する部分の努力をやめる。

結論
【他人を頼るスキルをガツガツ身につける】
という方法が1番有効だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?