過度なダイエット

当時高校卒業間近に、友達の紹介で初めての彼氏ができた。
彼は私より細身の運動部だった。
さらには彼は自分の妹が大好きで
「妹なら〜」
「俺の妹は〜」
と妹とよく比べられていた。（たぶん彼はこの時点でおかしかった。（笑））

あるデートの日の終わり頃彼から
「思ったより太ってなかった。」
と言われた。
（この日のデートは家で、卒アルを幼稚園〜高校で紹介され、元カノ、好きだった子を一人ひとり紹介された。）

当時の私の身長体重は平均そのもの。ダイエットなんて必要がない。そもそも自分が好きだった。
でも自分の体型を気にしたことがなかった私は素直にその言葉を受け取ってしまった。

「もしかして太ってたのかな。もっと痩せよう。」
「かわいくなったらもっと好きになって貰えるかも。」

結局彼とは遠距離で数ヶ月で別れたのだが、大学生になった私は別れた後も初めてのダイエットで体重が落ちるのがおもしろくて仕方がなかった。一種のゲームのような感覚。

朝、フルーツグラノーラ100g
昼、クリーム玄米ブラン一袋
夜、キャベツなど300キロカロリーに収まるもの
計1000Kcalに抑える

これを1年間続けると大学2年次には14キロ落ちていた。

春の大学の健康診断で「何かストレスでもあった？」と聞かれるのが嬉しいとまで思っていた。