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お気に入りの絵本と過ごすティータイム

春の嵐が吹き荒れた日曜日。普段ならすっきりしないお天気に気持ちも沈みがちなところだけれど、今日は楽しみにしていた絵本企画!はやめに昼食を済ませるとタイミングよく次女はお昼寝。本棚から両手いっぱいの絵本を取り出してパソコンの前にスタンバイします。

yukoさんの進行で「この春始めたいあたらしいこと」の話から会がスタート。復職を控えたkanakoさんは復帰に向けて学んでおきたいことの話を。昨年復職を迎えたメンバーから「復職前に上司の方ときちんとコミュニケーションできていてすてき!」と歓声があがります。yukoさんが始めたのはなんと盆栽。「苔ひとつとっても奥深くて……」とすっかり盆栽に魅了されている姿に他メンバーも興味深々。わたしは友人に教えてもらったことがきっかけでこの春はスカーフを楽しみたい気分。三者三様の関心にわくわくが高まります。

ゆっくりブレイクダウンしたところで絵本の紹介がスタート。

最近近所にお気に入りの本屋さんを見つけたyukoさんが最初に紹介してくれたのはこちら。

海外でも活躍される作者の谷口智則さんの豊かな色彩にすっかりみんな夢中。お話を読みながら「どうしてこのときさるくんはこう思ったのかな」と子どもと話すというyukoさんに「素敵な読み方!」「感情を育てるのによさそう」と盛り上がります。

つづいてkanakoさんが紹介してくれたのはこちら。

こちらも海外らしい鮮やかな、でもあたたかみのある表紙にぐっと視線が集まります。主人公の男の子がお部屋におもちゃの行列を作るという何気ない日常を切り取ったストーリーはもちろん、「お話のなかのお母さんみたいになりたいなーと思っちゃう」というkanakoさんの言葉に深く一同深く共感。同じ作者のこの絵本もとってもあたたかな気分になれる、と紹介してくれました。

海外の作品つながりで「これは絶対笑っちゃう」とyukoさんが紹介してくれたのは書店でも大人気というこの絵本。「今日は笑いが足りないなと思ったら読む」というエピソードにもほっこり。

やっぱり海外のものは色使いが鮮やかだよね、と続けてtomokoからご紹介したのはオランダ出身のミール・ファン・ハウト作のこちら。言葉は少ないけれど絵本いっぱいにかかれたかいじゅうたちの表情が、豊かにストーリーを語ってくれます。我が家では6歳の長女が1歳の次女に読んであげることも。

背景が黒色なのも珍しくて……と話しているとyukoさんがお気に入りの本屋さんで同じ作者の作品と出会っていたことを思い出し、話が弾みます。こうやってつながっていくのが絵本会の楽しいところ。

もう一つ、今回唯一日本の作品で登場したのはいとうひろしさん。おじいちゃんの優しさに包まれて成長した主人公が、大きくなって思いやりを寄せる様子に何度読んでもぐっときます。

それぞれ趣向の違う絵本のセレクトがほんとうに面白い。「絵本とどうやって出会うか」も話題に。書店での出逢いを楽しみたい派、好きな作者の作品を探してみる派、それから絵本の定期便でおすすめを楽しんでいるというメンバーも。「最新作だけでなくて、自分が子どもの頃に読んでいたようなロングセラーの絵本も子どもに読んであげたい。あらためて読み直すと自分の感じ方も変わっていて…」というメンバーの意見に、最近新聞で読んだこんな言葉を思い出しました。

『大人にも響く、絵本の魔法』

ー幼い頃に読んでもらったり、大人になってふと目にしたり。絵本との出会いは年齢を問わない。幼かった我が子のお気に入りが人生後半の自分に響くこともー

そうそう、こうして絵本と一緒に過ごす時間はきっと子どもにとっても、自分にとっても宝物。読みながら自分が涙ぐんでしまったり、絵本を通じた子どもとのやりとりに成長を感じたり。きっとこれから、何度も思い出すんだろうなぁ。たくさんの素敵な作品との出会いを、楽しんで過ごしていきたいなぁと改めて思います。

でもなんといってもこうして親しい友人のおすすめを聞くと読みたい気持ちがぐぐっと高まっちゃうよね、と意見が一致し、それぞれぞれ読んでみたい本リストが増えたところでそろそろお開きの時間。今日もたくさん笑って楽しい時間があっという間に過ぎて行きました。今回、季節の変わり目で体調を崩して残念ながら参加できなかったメンバーも多かったので次回5月の開催がすぐに決定。絵本会は隔月で定期開催していこうと思います。次はどんな絵本との出会いがあるのかな。今から楽しみです。

ともこ@わたし時間


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