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味方と敵と敵の敵

天使と悪魔の二元論。この世の全ては敵で、そうでなければ味方。
だそうだ。シンプルで実に良い。

でも実際のわたしの世界の大多数は、わたしに興味なんてない。敵になるメリットもない。わたしを認知している人など、所詮は数%の世界に、何を求めているのだろう。

私のことを知っているのは本当にひと握りだし、私のことをよく知っているのはさらにひと握り。

それが実に心地いい。
世界中の人が敵になったら生きていくのは辛いだろう。
世界中の人が味方になったら気持ち悪いだろう。
誰でもないわたしが許される現実と混沌に感謝しよう。

天使と悪魔も正義も悪も入り交じった世界で本当によかった。
第三者でいられて本当によかった。

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