理容と医療


中世の欧米諸国では理容師は外科的処置を行う外科医、歯科医師でもあった。
その頃、医学は内科学主流とされていたため、怪我の処置や四肢の切断等に至るまで、理容師がこれを行っていた。「瀉血(血抜き)」、吸角法、ヒル療法、浣腸、抜歯を行った。そのため、彼らは "barber surgeon(理髪・外科医)" と呼ばれ、1094年に最初の組合を作った。
(wikipediaより引用)


あとはみんなも聞いたことがあるだろうか。

床屋さんにあるサインポール(赤青白のまわるやつ)は動脈と静脈と包帯を表してる的な。


さすがに都市伝説だよ的な感じで否定されてるらしいけど、まあ上記のような背景がある以上、医療と理容には少なからずつながりがあるということである。



ここからは美容室でした会話。



私「そういえば就職したんですよ。医療系の仕事なんですけど」


美容師「そーだったんですね。最近見ないとは思ってたんですよね」


私「少し離れたところに就職したもので」


美容師「医療系といえばドラマとか見ますか?医療系のドラマでラジエーションハウスってやってましたよね」


私「ありましたね、私はマンガしか読んでないんですけど。」


美容師「私よくわからなかったんですけど、あれって医師免許もってるのに放射線技師として働いてるって設定でしたよね。どーゆ―ことなんですか。」


私「人体に放射線を照射できる職種って限られていて、医師と歯科医師と放射線技師だけなんですよね。だからまあ医師免許もってるってことは放射線業務も全然できるんですよね」


美容師「あ、そーなんですね、じゃあ別にあの主人公の設定は別におかしいわけではないんですね」


私「まああんなことは現実であるのかはわからないですけどね。」


美容師「でもあれですね、だとしたら結構美容師に似ているところもあるのかもしれないです」


私「?」


美容師「髪を切ってくれるところって理容室と美容室ってあるじゃないですか。あれの違いってなんだか分かります?」


私「たしかに知らないですね」


美容師「まあ細かく法律?的なところで言えばいろいろあるんと思うですけど、わかりやすいところでいえばあれですね。子供のときとかよくやってもらってたと思うんですけど、今やってないことありますよね」


美容師「顔剃りってあるじゃないですか、あれは理容師さんしかできないんですよね。」


私「あー、たしかに。最近やってもらうことってないですね。」


美容師「あれは望まれればやるってわけじゃなくて、私のような美容師がやるとこれです(お縄のポーズ)」


美容師「まあ捕まるまではいかないと思うんですけど」


私「そーゆーことだったんですね。」


美容師「刃をあてるっていう点で分けられてるんですよねたぶん。あとは美容師が理容室で働けない、逆に理容師が美容室で働けないとかもあるんですけど、まあ正直そんなの調べようがないですしね」


美容師「じゃあ眉毛も整えていきますねー」



そう言った美容師さんに対して


(眉毛剃るのは大丈夫なのか...?)



という疑問が浮かんだのはこの文章を書いてるときの話なのである。

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