うぐいす。
早春の甘酒ブームが今年も変わらずやってきました。発酵させるのは簡単だし、牛乳と一緒に温めて飲むと抜群に美味しい。お肌ももちもち。甘酒最強!と叫びたくなるくらいにブームになった時の自分は狂気じみてのめり込む。そのせいか、持続性はない。この習慣が続けばいいのに、今年こそはブームで終わらせまいと意気込むのだけど、残念なことに大抵、桜の花びらとともに甘酒ブームは私の元から過ぎ去ってしまうのです。
そういうことは私の一年間にもよくあって、ほとんどが同じことの繰り返しで構成されている。また今年もやってきたな〜って迎え入れては、また来年と手を振り見送る。そして、はたと立ち止まり、私っていつになったら変わるんだろうと、憂いに浸る。ああ、それだ、それです。週刊私自身でも自分のリズムが手に取るようにわかってしまうから情けなくなってしまったのだった。こうやって書くことは好きだけど、あまりに自分を露呈してしまうから、ふとした拍子に面食らってしまう、しまったのが先週の私です。
とある本で、”「心」の最大の欠陥は、時間の流れに対して無力であることです。”という一節を発見。本当その通りで、この世は「心の副作用」にすっかりやられているなあってことをしみじみと思うわけです。本には釈迦の言葉ではもう抑えることができないくらいに心の副作用が大きくなっていると書いてあって、修行を続ける私もそれにはすっかり参ったって感じです。己の欠落を自覚して、それでも生きていくっていうのが、それでも誰かに好きだよって言わずにおれないような人が、とてもセクシーで私は好きなんですが、私もそんな風にありたいなって思うのですが、ああ、しんどいと思うこともしばしばで、心が完全に私の体を占拠してしまっていて確かに厄介だなあと思うわけです。そういう感じが今週の私。
さて、来週のサザエさんは?ってな感じで、もう今週になってしまった来週を迎えたわけですが、こんな風に書いたけど、落ち込んでいるわけでは決してなく、うぐいすがド下手くそな鳴き声をそれでも春がきたんだしとりあえず響かせてみる、みたいなのに少し似ていて、早くホーホケキョと鳴きたいなあってそんな気分です。
2017年03月20日
「サウダーヂな夜」という変わったカフェバーで創刊された「週刊私自身」がいつの間にか私の代名詞。岡山でひっそりといつも自分のことばかり書いてます。