わさ

普段はどこかのTwitterの住人。 小説創作よりは記録を書くほう。なにかを長めに語り…

わさ

普段はどこかのTwitterの住人。 小説創作よりは記録を書くほう。なにかを長めに語りたいとき、感情を書き起こしたいときに不定期で現れます。 アイコン・ヘッダーはぱくたそ様よりお借りしています。

最近の記事

次のネタどうしようか、昔の初見メモを読みながらツッコんでいく企画とか?

    • 【#熟成下書き】物語が消えるということ、生き延びるということ

      これは、とある作品から物語のいのちを考え出したオタクの、心境と布教である。 最初の疑問 ふとした時にTwitterにのぼる話題、「若者が忠臣蔵を知らない問題」。 その議論は波及し、時代劇番組の少なさや忠臣蔵を中心とした仇討ち作品の存続に関する話題も見られた。 Twitterサーフィンをしていた私は、とある意見群にたどり着いた。 「仇討ちなんて現代人からすればよく分からない復讐劇だ」 「絆とか忠義といった価値観への共感が薄れている」 たしかに、現代では復讐はなにも生ま

      • 音色、心音、こころね

        久しぶりの更新だ。年末年始以来だろうか。 ほんとうに、いろんなことがあった。 軽く要約する。 一人暮らし生活開始一周年を目前にこれから持病になる病気を発症、生活の質を担保しようと突如実家に帰され、最近やっと長い文章を苦なく打てるようになった。まさかである。 アルバイトや授業などの活動から離れたため、長い余暇をいかに小遣いを節約しつつやりたい推し活にピンポイントでお金を使うかという命題が生まれた次第だ。 その前にきっちり療養しろともいうが、正直推しのイベントを目標にステ

        • 買ってよかったもの2020~新生活によせて~

          もういくつ寝ると2020年が終わる。 正式に授業として登学した期間、約一ヶ月。 残りはすべてオンライン授業。 後期は1月の数回で全科目終わる。 嘘だろ……!? 新生活スタート、アルバイト収入、コロナ禍と相まって今年は自分の生活を良くするためのいろいろなアイテムが増えた。 幸いにもネタには事欠かない。 そんな中でも今年のお気に入りをいくつか紹介しようと思う。 エアトースERノースビレッジラボの防音アイテムシリーズから出ている耳栓型ノイズキャンセラー。 人の声に近い

        次のネタどうしようか、昔の初見メモを読みながらツッコんでいく企画とか?

          物が見えないということ

          これは教養のメタファーでもない。 視力がないということでもない。 そこに物理的にあっても見えないという話である。 日々さまざまな物が必要な生活を送っている。 スマホに財布に筆記用具、イヤホン、ハンカチ、ティッシュ。 各日の予定に応じた書類やアイテム。 そして今ではマスクなどの衛生用品。 まるで小学生のランドセルのように、できる限り予定済みのものは前夜にカバンに詰めている。 それでも必ずひとつは忘れ物をしてしまう。 それは荷物が本当に出来てるのかと不安になる故

          物が見えないということ

          そわそわ双騎の話

          近況:今週軽装来てほしいけど(来たら倒れそうなので)ちょっと待ってほしい(矛盾) 双騎出陣2020開演まで1週間を切ったという実感がなく謎のそわそわにさいなまれる今日この頃、源氏兄弟推しとなった出会いを振り返ってみようと思う。 私は去年夏頃の初演当時、まだ沼の数歩外にいた。 大楽の解禁によってTwitterにはさまざまな感想が流れて来て、その多くが議論・考察であった独特の感じを「なんかわからんけどハイコンテクストな舞台だったんだなー」と遠巻きに見ていた。 その数ヶ月後

          そわそわ双騎の話

          私はまだ「気持ち」を知らない

          私は本当に大人な子供だったのだろうか。 子供の頃、「わさちゃんは大人だねぇ」と周りの大人からよく言われた覚えがある。 中高生になっても「わささんは他の子より精神年齢が高いんだね」と言われた。 子供の頃のそれは、早熟なことへの純粋な賞賛であり応援だったと思う。 中高生の頃のそれは、集団の中で生きづらさを感じる気質へのちょっとした同情も含まれたような言葉だった。 大人ってなんなのだろう。 他人と比べないことだろうか。 いじめないことだろうか。 心が落ち着いているこ

          私はまだ「気持ち」を知らない

          つれづれなる幸せの話

          (サムネ画像:私の写真フォルダより) 私の近所には大きな川がある。 住宅地からかなり離れられるほどに広い河川敷をもつロマンあるスポットだ。 家で好きなものに心を踊らせるあまりに溜まったエネルギーを発散させるのにうってつけの野原だ。あとは発声をしたい時とか。 ちょうど夕べも涼しくなりかけの時間にふらりと行った。 人もまばらで、遠くからは花火遊びの音が、近くからは独りでギター練習をする音が聞こえた。 高い土手をランナーや自転車乗りが何度か通り過ぎ、反対を見れば対岸に光

          つれづれなる幸せの話

          ひとり暮らしの食事の話

          ひとり暮らし、オンライン授業で家にいがちなこともありなるべく自炊の環境を整えて生活している。 冷凍ご飯の常備、調味料の充実、定期的なスーパー通い……楽に節約できて思いの外楽しい。滅多に料理しなかった人間だったが自分のために作れるようになった。 しかし時間が経つと序盤ほどの頻度では気力・体力がもたなくなってくる。洗い物の手間や他の家事との両立を考えるとなかなかうまくいかないものだ。 あとシンプルにガッツリした料理を食べたい。お腹が減ると途端に活動できなくなるタイプなので。

          ひとり暮らしの食事の話

          ちいさな偶然の話

          トップページに「名前」お題があったので小話をひとつ。 ここでは「わさ」とハンドルネームを設定している。もともとはTwitter名「山葵」を縮めたものだ。 「山葵」はネットにアカウントを作り始めたころに考えたいくつかの名前のひとつで自分のリアルネームをもじったもの。 2番目くらいに歴史の長いハンドルネームなこととこの名前からつくったゲームデータが多いこともあってかなり思い入れのある名前だ。 そして最近、機会があって植物としての山葵を検索した。 お寿司に使われるあのツー

          ちいさな偶然の話

          目をそらした先で息をした話

          「親しい人」「友達」という言葉からどんな人を思い浮かべるだろうか。 私の場合、序盤数人は中学時代からの同級生だ。しかし、10人にも満たないうちに1世代上の人や小学校一回りぶんほど年下の人が登場する。 社会人からしたら割とあたりまえの現象かもしれない。仕事や趣味で幅広い立場にある人と出会う機会も多いことだろう。 しかし、まだ学生の身としては、この傾向が通じにくい環境で行き詰まった思い出も記憶に新しい。 その環境は、クラス制、すなわち学校である。 いままでにも子どもの心の

          目をそらした先で息をした話

          今更だけど「まどマギ」を観た話1

          これは、アニメシリーズ「魔法少女まどか☆マギカ」をやっと初見で見始めた記録である。 プロローグ 刀ステバレあり感想記事を書こうとメモやnote画面に向き合ってふと思った。 感想を書くにあたる教養がなさすぎる…! 初見の悲鳴をかなりの枚数で紙に書いてはいたが、いざ記事に起こそうとしてもうまくまとまらない。ひとえに今までの諸々の経験の浅さである。 なにか自分の中の解像度を上げるものを観たい。 そこで思い出した。刀ステと並んで話題にあがるのを散見した「まどマギ」のことを。

          今更だけど「まどマギ」を観た話1

          これから「はじめての刀ステ」に飛び込む方へ

          なぜ真っ先にこれを書くか2020年5月末の無料配信初見者より。 すでに1ヶ月が経ちそうになっていますが、初見感想より先にこの記事を残します。 なぜか。 刀ステが最高におもしろかったから。 その上で、 後続でこれから刀ステを追うであろう未来の方々に最大限楽しんでほしいから。 そしてこの舞台を、刀ステ本丸を心に刻み込んでほしいから。 そのために今後noteに刀ステの話題で行き着いた未見の方にこれを残しておきます。 はじめて観るものの世界を知るために観る前に調べるタイ

          これから「はじめての刀ステ」に飛び込む方へ

          ことはじめ2

          試しにサムネイルを入れてみたところで、 遅咲きのオタク擬き遍歴記、いよいよスタートである。 遅咲きの所以はこちら↓ 前回のラストに私が原点として挙げた作品、それが「名探偵コナン」である。 ルパコナを家族で観に行ったのが初のコナン映画、つまりコナン映画本シリーズの初めてはその直後にあった「異次元の狙撃手」だ。 この作品、そして同時期に少しずつ買い始めた原作で見事に世良真純という中性的なイケメン女子にハマった。 奔放だけど作中キャラでは比較的リアル寄りのヘアスタイルに

          ことはじめ2

          ことはじめ1

          最初に書くのは何がいいか、衝動的にIDを作ってしまったのでまずはそんな勢いで私の遍歴を書きたいと思う。今後投稿するのがエッセイか考察かはたまたイラストかは全く不明だけれど、積み上げた体験にどうしても考え書く内容は引っ張られるものなので。 まず述べるならば私は自分でもよく分かっていない雑多オタク擬き生物である。 幼少期は極度の怖がりでニチアサあたりもほぼ観ていない。本当なら初代プリキュアだとかその辺をちいさいおともだちとしてモロに摂取していた世代だ。覚えている限り時期的に初

          ことはじめ1