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漏れ聞こえるテレビの笑い声が空虚なのはなぜ?

テレビって自分が見ているときは楽しいのに、隣の部屋から音が聞こえてくると急に空虚な感じに聞こえるから不思議だ。特にバラエティで挿入されている笑い声は空虚もド空虚の空虚さマックス。家族が隣の部屋で観ていたとして、後から自分も加わって見る場合は「なんの話してるのかなー♪」などと楽しみに聞き耳を立てることもできるが、そうでなければ本当にただただ「ギャーギャーうるさいな…」としか思えない。

もしも自分が壁の薄いアパートに一人暮らししていて、隣の部屋からバラエティの笑い声が聞こえてきた日には、確実に「なんやねんうるさいなぁ」と思うだろう。「うふふ、お隣さん楽しそうだわ♪なんだか私も笑えてきちゃった♪」などとは思うまい。そう思う人も中にはいるかもしれないがそれはレアケースだろう。やはりお隣さんは爆笑しているのに壁一枚隔てた自分は真顔、という構図がスタンダードに思える。

私は何もテレビが嫌いだからこういうことを言っているわけではない。むしろテレビが好きなので不思議でたまらないのだ。テレビの中の人たちも観ている人も笑っているし、自分も見れば楽しいのに、又聞きすると途端に空虚に感じるこの不思議。一体なぜなのだろうか。

考えられる理由としては、自分の孤独が際立つからかもしれない。たとえば一人で居酒屋で飲んでいて、隣のテーブルで団体が楽しそうに笑っていたら。どうにも虚しい気分になりそうな気がする。それと同じ現象だろうか。居酒屋の場合はもしかすると参加もできるかもしれないけど、テレビの場合は壁をぶち破ってお隣さんの部屋に乱入とかできるわけもない。よってやはり一人で漏れ聞こえる爆笑を「うるさい……」と思いながら我慢して聞くことになる。もしくはそれ以上に爆音でヒップホップなどを掛けて威嚇する流れが想定される(私がやるわけではありません)。

まあ何が言いたいかというと別に何も言いたいわけではなく、特に考察の結論とかもない。ただお風呂に入ってたらテレビの音が聞こえてきて、「空虚だな……テレビ好きなのになぜ……」と思ったので書き留めてみただけなのでありました。

HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞