谷崎潤一郎『文章読本』と、今日の日記 0806
谷崎潤一郎氏の『文章読本』をここ暫くちまちまと読んでいる。文章の書き方を「〜なのであります」調で平易に記した本で、為になり、無駄の無い文章は桁違いに上手く、且つたまに「ひ〜細か〜〜〜変なこと考える人やな〜」と普通にウケてしまうので読んでいて楽しい。文例として源氏物語や漢文を引用することもあり、国語の授業をきちんと聞いていたかどうかが問われるが、飛ばして読んでも理解は十分可能である。
谷崎先生の指南するのは古式ゆかしき文学的な文章の書き方で、現代のWebにおける文章とは目指す