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ミニエッセイ 僕だけのガイドブック

ぼくは周りに旅行に行った友達や知り合いがいたら必ず、旅先で一番良かった場所を尋ねることにしている。

結構がっついて、”どこが一番良かった!?”と聞き、GoogleMapにピン留めをする。

それが宿でもカフェでもはたまたレコードショップでも屋台でもザ観光名所でも。
その土地に行くときに行ってみると決めている。

もちろん”一番良かった”は人それぞれである。
ただ僕はそこの場所に知人が感じたこと、過ごした時間、新しい出会いに想いを寄せる。

すると、自分では行き着けなかった場所に行き着ける。
旅の準備は友人との会話からはじまり、その冒険はもっと楽しくなることを感じることができる。

月並みな言い方だけど、世界にひとつだけ。まるで、ぼくだけのガイドブック。

そんな気取ったようなことを言ってるが、
実際は、友人にまた会った時に、”行ってみたよ!”と会話のきっかかが欲しいだけ。
という僕が寂しがり屋というだけの話である。

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