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母の股に顔を埋めて愛液を啜る。母と子の最期の約束。

9か月ほど前にこの家を出る日の夜。

あの日も私は母への不浄な想いが募り、母の寝室を訪ねようと何度も何度も迷い抜いた。
「理性」「勇気」「覚悟」「不安」その全てが私を制止し、結果今日まで私達は普通の母子でいることが出来た。
そう、今日までは。

母子の間で交わすあまりにも甘美で熱い口づけ。
お互いの陰部を弄り合う痴態。

私達は十分に道を踏み外し最後の一線の目の前に立っている。
その一線も今夜もう一度顔を合わせてしまったのなら踏み越えてしまう。

それを分かっていながら前のように私を制止する感情を今夜は一切感じない。


『母が欲しい』


それが、それだけが私の全てを支配していた。
母は私が訪れるのを期待しているだろうか。
私はお風呂場を出て裸のまま、淫らな妄想をして一歩、また一歩と階段を昇る。

母に近づいているのをソレも感じているように。
歩みに合わせて下半身はグングンと勃ち上がり硬さを増していく。
母の寝室の前に立つ頃には先ほどの射精が嘘のように疼いて破裂な程昂りを取り戻していた。

私はノックをせずにドアをゆっくりと引く。

母の寝室は常夜灯がついておりオレンジ色の薄暗い灯りが部屋を照らしていた。
ドアを引く前から気配を察したのか母はベットで上半身を起こし私を見ていた。

「渉・・・」

母は少し呆気に取られて言葉を失っているようだった。

ついさっきまであんなことをしていたから母も少しは想像していたのかも知れない。
しかし、裸の息子がペニスをいきり立たせて部屋に入ろうとしている。
そのあまりにも直接的に自分へと向けられた性欲を目にすると平静ではいられないのだろう。

「お母さん、そっちに行っていい?」
私はそのまま母に声を掛けた。

「渉、駄目よ。きちゃ駄目。絶対にきちゃ駄目だからね。」
母はお願いをするように私に制止に言葉を投げる。

私が本当にしてはならないことをした時は強く叱ってくれた母。
今からしようとしていることは絶対にしてはならないことのはずなのに。

私に向けられた制止の言葉が叱る言葉でなかったこと。
それこそが、なぜだが母と私の関係が母子から男と女に変わり始めているような気がした。

私は母の言葉を無視して母へと近づく。

「渉!本当に待って、ちょっと一回話そう、ね、止まって!」

もう止まることは出来なかった。
こんなに愛しくて魅力的な女性である母と寝室で2人きりなのだから。

母のベッドへと辿り着いた私は母に抱き着こうとして掛布団を捲った。

「あっ!」
母が小さく声を上げた。


露わになった張りのある白い脚と太もも。黒く茂った陰毛。

布団の中に隠れていた母の下半身は何も纏っておらず生まれたままの姿だった。


「いやぁぁ、見ないで・・・あぁ恥ずかしいぃ」

母は股間を手で隠し私に懇願するような切ない顔を向けた。

息子の私に羞恥した女の顔を見せる母の美しさ。
母は私との行為に欲情が治まらず自慰をしていたのだという確信。

「お母さん、一人でしてたの?」

「ごめんなさい、渉ごめんなさい・・さっきの・・あんなことして・・我慢できなかったの・・」


もう私は興奮で頭がおかしくなりそうだった。
母の告白がこの世界で一番淫靡な囁きに聞こえた。

今すぐにでも射精しそうになっている。

思考は吹き飛び本能の獣になってしまった私は目に入った母の雌の部分、
下半身の茂みへと吸い込まれるように顔を突っ込んだ。

「あっ、渉!!」
驚いて閉じる母の脚を両手で力一杯に拡げる。

滴る愛液でぬめった陰唇の中に覗く鮮やかなピンク色の割れ目。
普通に生きていたならば決して目にすることは出来なかったであろう禁断の果実、自分を生んでくれた人の女性器の欲情した姿。

私はその果実に唇を合わせるように母と二度目のファーストキスをした。
そして程なく夢中で吸い付き、ディープキスをするようにその割れ目に沿うように溢れ出る愛液を掬うように何度も舌を這わせる。

「ああぁぁーっ!!!」
母が大きく声を上げる。

母の味や香りは良く覚えていない。
冷静さの一切は失せ一心不乱に母の股に顔を埋めて淫らに汁を啜る。
もっとも許されない禁忌だとされていることが分かるような、例えようもない興奮は私の五感をも朧げにした。

「あっ、ああっ!!渉が・・渉に舐められてるっ!!」

母もきっと私と同じようにそれを感じている。
我が子の前に欲情して涎を垂らした性器を晒して舐められていることに言いようのない興奮を感じているのだ。


何も直接的な刺激を受けていないのに私のペニスはもう限界を迎えそうになっていた。
もうすぐそこまで沢山の精液が昇ってきているのを感じる。

母の中に。そう思った。

私は母の性器から顔を離し母を抱きしめてキスをした。


「お母さん、お母さんとセックスしたい。」
何度も何度も言えずに心の中で反芻した想いは今この時を迎えるとおかしいほど自然に口をついた。

母は私をぎゅっと抱きしめ返す。

母と、あの母とやっと一つになれるのだという喜びと卑猥な期待で胸が一杯になる。

「渉。」

さっきまでの嬌声ではない母の声が私を我に返した。
叱るようではないものの耳を傾けなければならない母親の顔した母がそこに居た。


「渉、本当にお母さんとしたいの?」

母は抱きしめながらも真剣なまなざしを向けている。

「したい。ずっとお母さんとしたかった。俺はお母さんと愛し合いたい。」

私も素直に想いを伝える。


「分かった。」
母は頷いて、また私を抱きしめた。

「渉、分かったから・・明日まで待ってて。」
「お母さんね、もう歳だけど・・・まだ子供が出来る身体だから・・それだけはちゃんとしたいの。」

真剣な母の顔と声に私は頷くしか無かった。
もう我慢など出来はしなかったが母の気持ちと決意が分かって嬉しい気持ちもある。


「明日、買ってくるから。明日の夜、渉の気持ちが変わって無かったらお母さんの部屋においで。」

「俺の気持ちは絶対に変わらないよ!明日の夜、お母さんのこと抱きしめに来るから!」


それだけしっかりと伝えて私は自分の興奮をなんとか抑えて母の部屋を出た。

「ありがとう、渉。お母さんも渉が抱いてくてるの・・待ってるからね。」


私に向けてくれた笑顔は優しい母のものだった。

明日セックスをするとはっきり約束を交わした母子。
今のは母としての最期の笑顔をくれたんだろうか。

大晦日から元旦になったその日。
私はほとんど眠ることが出来なかった。


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