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回り階段×安全性×大丈夫か?

今年7月にリニューアルオープンしました、地元のこども館『ながノビ!』に行ってきました
旧施設の『長野市少年科学センター』を老朽化の為に閉鎖して、新規にオープンと聞いていましたので、てっきり全面建て替えと思っていましたが、建物自体はそのまま再利用のエコ・リニューアル(?)でした

吹き抜けを利用した回り階段(with モニュメント)

躯体をそのまま再利用していますので、以前の建物でシンボルでもあった
回り階段(らせん階段)
がそのままメイン通路として使われています

回り階段 踊り場付き

今回のリニューアルで対象年齢を引き下げて、幼児や乳児までを想定した施設になりましたので、一番の避難経路が回り階段というのは少々厳しいのではないかな~?というのが正直な所

ちなみに回り階段が避難経路に向かない(原則禁止)となっている理由は、ご存じの通り
『内側と外側で踏面(ふみめん)の幅が変わるから』
(踏み外すリスクが通常の階段より高くなるということです)

リニューアルの際に更新されていないので、必要な踏面の幅は確保されている訳ですが、緊急時に子供の手を引いて通る階段としては?

ここはがんばって、外にスロープ型の避難口を追加してほしかったです
(遠くから くっ、でも予算が~ という声が聞こえてきます・・・)

本日のおまけ1

でもカッコいいですよね~ 回り階段(らせん階段)
小さいころに連れて行かれた銀座・旧イトーキショールームの階段がカッコよかったようなような?
(子供だったのではっきり覚えていませんが、2階に変な形の椅子(多分アーロンチェア)が置いてあったような?)

本日のおまけ2
銀座・博品館のエレベーターを回り込む階段も夢があって素敵でした
(子供だったのではっきり覚えています 博品館だけに)

本日のおまけ3

六本木・AXISビルの『回っている階段』もカッコいいかも~
(踊り場部分に段差が無いので、こちらは回り階段ではありません)
(ちなみにクラマタデザイン事務所の仕事らしいです リンクを参照)

今回の出典

・美しい椅子2 (島崎信+東京・生活デザインミュージアム)
・PEN No.225(2008年7月15日号)

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