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ロックダウンってどういうこと?

「ロックダウン」ということばがニュースでもSNS等でもたくさん出ているが、使う人によって意味がちょっとちがうんじゃないかと思うことが何度かあった。今日は、この「ロックダウン」について考えてみる。

わたしのイメージ

まずはわたしのイメージから。
すべての人が外出禁止になる状態。つまりお店もあいてないし、食料等の生きるために必要なものだけは配給される。
こんなイメージ。

Wikipediaでは

こんな説明でした。ちょっと今使っている「ロックダウン」とはちがうがする。今論じられているのは建物封鎖ではなくて都市の封鎖の話、、なのかな?

ロックダウン(英語: lockdown)は、緊急時において公共の施設や道路などで、外部からの進入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖すること。また、人々の抑留や、屋外活動を禁止して監禁することを意味する。また、緊急事態において人の移動や情報の出入りを制限すること。建物の封鎖の場合、外に出るドアをロックし出入りできないようにすることを「ドリルロックダウン(drill lockdown)」という。「フル・ロックダウン(full lockdown)」は、人々が現在の場所にとどまり・じっとしていることを求められ、出入りは禁止される。

NHKのWeb特集では

NHKのWeb特集で『ロックダウンとは 実際どうなの?』というページがあった。このページによると以下のような定義が紹介されていた。

そういう定義がすでにされていたのね。

最初にこの言葉が登場したのは、3月19日の政府の専門家会議の提言。そこでは、海外の事例も引いて、ロックダウンを、「数週間の間、都市を封鎖したり、強制的な外出禁止の措置や生活必需品以外の店舗閉鎖などを行う、強硬な措置」と定義。そのうえで、感染爆発が起きた場合には、「取り得る政策的な選択肢は、ロックダウンに類する措置を講じる以外にほとんどない」と書かれています。

特選街webでは

Wikipediaの内容がちょっとイマイチだったので、もう1つ調べた結果を紹介しておく。特選街webというサイトの『【ロックダウンとは】どんな意味?緊急事態宣言との違いは?もし東京都が都市封鎖したらどうなる?』という記事にによると以下の定義がされていた。

ふむふむ。けどやっぱりよくわからないなぁ。

ロックダウンとは、英語の「lockdown」からきている言葉で、今回の新型コロナウイルスの場合は「都市封鎖」という意味合いで使われています。具体的な内容としては、「対象エリアの住民の活動を制限する」などが挙げられ、外出禁止などが代表例です。

シンガポールの現状はロックアウトと言えるのかも?

海外からの旅行者など短期滞在の入国はすでに制限されている。
不要不急の外出はやめるように求められている。
来週火曜日からはレストランでの食事もできなくなる。
企業にはリモートワークが命令された。
これって、上記で紹介した定義に照らすと「ロックアウト」状態なのかもしれない。

と、思ったけどシンガポール政府の考え方ではDORSCON*はまだイエローなので「ロックアウト」ではないということになるのだと思う。う〜ん、、難しい。
(* DORSCONの説明はこちらに書いてあります。)

おわりに

今日は「ロックダウン」ということばについて思うところを書いてみました。わたしのように、マスコミやSNSで語られている「ロックダウン」ということばが何を指しているのかを正しく理解できていない人がいるのではないかと思います。仮に、「ロックダウン」ではなくて「都市封鎖」ということば を使っていたとしても同様の誤解が生じる可能性があると思いました。

それでは、今日はこの辺で。
Image by Tumisu from Pixabay

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