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テレワークをはじめようとしている方に伝えたいこと

働き方改革については以前以下の記事を書いたので合わせて読んでいただければと思う。
働き方改革してますか?
「働き方改革」は労使両輪で進む

さて、今日は日経ビジネスの『時事深層 INDUSTRY-新型コロナウイルスで浸透するテレワーク 危機に不可逆で進む新しい働き方(日経ビジネス, 2020/02/17号)』を読んで。

思ったのは、以下の点。
・まずはやってみて!
・よいところと悪いところ
・意外と考えられていないかもしれないこと
以下に1つずつ説明する。

まずはやってみて!

やれると判断できるならとにかくやってみるといいと思う。(ただし、やるかやらないかの判断をするのはその組織のトップじゃないとダメ) そして、できるなら小さく始めるといいと思う。部分的にでもいいし、段階的にでもいい。とにかくやってみないとできるかどうかもわからないし、メリット/デメリットも見えてこない。

よいところと悪いところ

次はわたしの経験からよいと感じるところと悪い感じるところを紹介する。挙げればキリがないので、特に感じていることをひとつずつ挙げる。
よいところは時間が節約できる点だ。通勤時間はもちろんだが、意外とかかるのが会議室などへの移動時間だ。これがほぼゼロになる。エレベーターを待つ必要も階段を駆け上がる必要もない。地味だけど思いのほか効く。
逆に悪いというか、難しいなと感じているところはコミュニケーションだ。業務上のコミュニケーションは電話なりWeb会議なりでできるので大きな問題ではなくなりつつあるが、ちょっとしたあいさつや雑談をすることがとてもしにくくなる。これが結構ストレスで、孤独感を強く感じることもある。車のハンドルとかと同じで多少のあそびがないとダメなのだ。チャットなど、適当にガス抜きができるような場が必要だろう。

意外と考えられていないかもしれないこと

やり始めるときにいろいろなことを検討するだろう。たとえばツールは何を使うとか、始業終業の連絡方法とかコミュニケーションのプロトコルとか。そういうときにあまり検討されていないのでは?と思うことを3つあげる。

1つ目は「どうやって休憩をとるか(とらせるか)?」だ。前述したように、オフィスにいれば雑談したりすることでちょっとしたリフレッシュをする機会はたくさんある。しかし家ではそうはいかない。意図的に休憩を組み込まないとずーっと座り続けてダラダラと仕事をすることになる。これで成果が出るわけがない。

2つ目は社員の健康への配慮だ。家で仕事をすると運動量が極端に落ちる。また、椅子や机が必ずしも人間工学的によいものとは限らない。つまり出社してオフィスで仕事をするのと比べて健康に対するリスクが大きいということだ。何かしらの手を打たないと大きな問題になる可能性がある。

3つ目は水道光熱費だ。冷暖房費もそうだしトイレに行けば水を使う。こういった類の費用をどうするのかを事前に決めておいた方がよい。1日あたりは大きな額にはならないが、期間が長くなるとそれなりの金額になる。ちなみにわたしは全額自己負担しているが、家で仕事をすることを命令するのであれば、水道光熱費などの必要経費は会社側が負担するべきだと思う。交通費より安いのでは?

おわりに

テレワークを導入したら、会議はリモートから参加しているメンバーがいることを前提にしてやり方を変えないと、リモートから参加しているメンバーは疎外感を感じるので要注意だ。

それでは、今日はこの辺で。


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