新ツール導入あるある
今日はITmediaの『Slackで昭和の“化石マナー”押し付け……日本企業はなぜIT新サービスを改悪するのか』を読んで。
思ったことは以下の点。
・あー、ありそう
・「見切る勇気」も必要だと思う
・シンガポールと日本のちがい
それでは1つずつ説明する。
あー、ありそう
率直な感想がこれだ。Slackが取り上げられているが、Slackに限らず何かしらのITサービス(以降、ツールと呼ぶ)を導入しようとすると多かれ少なかれこういうことがあるのではないかと思う。なぜこうなるのかというと、おそらくはこうだ。
ツールを使ったらいろいろよくなるはずだから新しいツールを導入する
今までのやり方をいかにその新しいツールを使って再現できるかを考える
ツールだけでは無理なので、わけのわからないルール(これが"化石マナー")を作って無理やり今までのやり方をする
結果、よくなるどころか、、、
ツールを導入したいのではなくて、ツールを導入して「何か」を成し遂げたいはずだ。その「何か」が語られず、使う側に理解されていない状態でツールだけが導入されていることがあると思う。
「見切る勇気」も必要だと思う
ツールを導入するのは投資である。よって投資したからには元を取らないと、と考えがちである。それが負のスパイラルに陥る原因だ。ツールを導入したけど期待していたような成果が出なかったらとっととやめてしま方がよいと思う。ましてや"化石マナー"のようなものを引き摺りながら使い続けるのはもってのほかだ。
ただ、この引き際がかなり難しいのも現実としてあるのではないかと思う。導入の最終決裁者が潔く「やめる」と判断してくれればいいのだが。
シンガポールと日本のちがい
つい最近、シンガポールでツールの切替があったのでその時の感想を共有する。なお、わたしは日本でも同様の経験をしている。
新しいものに対するアレルギー反応の度合は日本もシンガポールも変わらなかった。しかしその後の変化の仕方に違いがあるように感じる。今までのやり方を無理矢理実現するのではなく、無理な部分はどう変えればいいかを考える人の方が多いと感じる。不満や質問は面と向かって言われることが多い。
日本の場合は"化石マナー"を作り出すような強者が多いわけではなく、文句をウラで言いながら、使っているフリをする人が多いと感じる。(これまた厄介なわけだが)
おわりに
世の中、便利と言われるツールが溢れている。でもそれが万人に当てはまるわけではない。だからトライ&エラーを繰り返して合うものを見つけるというやり方がもっと気軽にできるようになってほしい。
それでは、今日はこの辺で。
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