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日本とちがう!?シンガポールの新型コロナウイルス対策

(追記: 2020/03/10)
マガジン『 新型コロナウイルスによる影響@シンガポール』を作成しました。
まとめページ (facebook)『シンガポールの新型コロナウイルスによる影響まとめページ』を作成しました。

日本では政府のチャーター機で武漢から日本人が帰国しているが、隔離しなくて大丈夫なのだろうか?中には発熱している人もいるとか。。シロウト目に見てもちょっと。。。

それはさておき、わたしは今シンガポールで暮らしているので、シンガポールの新型コロナウイルス対策を紹介する。日本でどのような対策が取られているのか情報が得にくいので、ちがいは説明できないが、わたしの感想と共にお伝えする。個々人の対策の参考になればと思う。

国の対応

以下はAsiaXの記事からの抜粋引用である。

サーモカメラによる体温感知は29日からすべての着陸便に適用する。中国本土からの航空便の旅客から体調不良者を見分けるための目視による監視も開始する。

シンガポール当局は、過去14日間に中国から帰国した学生、教育機関の教職員、および保育所、高齢者介護施設の職員に対し、帰国翌日から14日間の休暇取得を義務付けた。

前半は空港での中国本土発の飛行機に対する対応で、後半が入国した人への対応だ。
シンガポールはトップダウンのガバナンスが強烈に効きやすいので、書かれていることは即時に厳密に対応開始されているだろう。

学校の対応

昨日、小学校(インターナショナルスクール)と幼稚園(ローカルのプレスクール)からメールが送られてきたので、その内容を元にまとめる。

・中国本土に行った場合、症状の有無にかかわらず、登校せず14日間自宅で経過観察すること。

・中国本土から来た人と接触した場合(家に遊びに来たとか)、症状の有無にかかわらず、登校せず14日間自宅で経過観察すること。

・症状が出ているなら必ず医師の診察を受けて、問題ないことが証明できるまで登校不可。

・上記を確認するために、Webのアンケートに回答しないと登校させない。

以上はわたしの家族の場合なので、学校によって多少の差異はあるとは思うが、おおよそこんなものだろう。

日本とたぶん違うんだろうなと思うこと

驚いたのは国の発表が出てからの対応スピードとその確認方法だ。

とにかく対応が早い。
前述のようにガバナンスが効きやすいというお国柄もあるのだろうが、これだけ早く動けるというのは正直うらやましく感じる。

ITリテラシーが高い。
サクッとGoogle Docsでアンケートフォームを作って、明日の朝までに回答しなかったら登校したャダメよ、とサラッと送ってくる。これは日本じゃまずありえないだろう。

また、インターナショナルスクールとローカルスクールで同じことが即座にできてしまうというのにも驚かされた。

おわりに

ここまで読まれてどう思われただろうか?
日本とシンガポールのどちらがいいとか悪いとかいうつもりはないが、ちがうであろうことはご理解いただけたと思う。とはいえ、これでおわると「シンガポールすげー」なのだが、個々人のレベルで見るとイマイチなところがある。

たとえば公共交通機関の乗客の大半がマスクをしていないとか、してても上下逆さまだったり。。また、バスの運転手は全員マスクしているけど、地下鉄のホームや改札にいる係の人はマスクしていないとか、なんか抜けてる気がする。

シンガポールは中華系の人が大半なので春節に合わせて中国本土に行ったり、逆に中国本土から親戚や友だちが来ることが多いはず。だからこの時期がいちばん危険な時期だ。それなのにこの状態は危機意識が不足していると感じる。

過剰な反応はするべきではないが、自分の身は自分で守る対応をしていく必要があり、それは日本にいようがシンガポールにいようが同じだ。
ちなみにマスクやサニタイザーがドラッグストアから姿を消したのも同じである。。

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