無添加豆腐を作りたい!
結論:豆腐を作るには「大豆」と「にがり」などの凝固剤が必要ですが、これらも食品添加物です。完全に食品添加物無添加で豆腐を作ることはできません。豆腐に関わらず、加工食品の「無添加」は曖昧な表現ですので使用するには注意が必要です。
Q:健康志向が高まる中、無添加を売り文句にしたいお豆腐屋さんからのお問い合わせです。味と安心に自信を持っていることを前面にアピールするには、「無添加」はとても魅力的な言葉です。
厚生労働省は使ってもよい指定添加物を466品目定めています。「にがり」の主成分は指定添加物の塩化マグネシウムという名前です。にがりを使わずに豆乳を固めることはできますが、別の凝固剤が入ることになります。
この場合、凝固剤(にがり等)を使っていることは仕方ありません。「保存料無添加」や「天然海水にがり使用」など、別のこだわりをアピールするのが好ましいと思います。
ゼリーや出汁など、このようなお問い合わせは多いです。
ちなみに「無添加」について厚生労働省は消費者に誤解を与えないようにしてください程度のスタンスを取っています。法律では使ってもよい添加物は466品目決められていますが、それらを使わない「無添加」については定められていません。
無添加と書かれている商品にも、素晴らしいものはたくさんあります。曖昧な表現にならないよう気をつけましょう、というお話でした。
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