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【告知】noteで有料定期購読マガジンを始めます


ごあいさつ

 みなさま、こんにちは。フリーランスのサッカージャーナリストとして活動している舩木渉(ふなき わたる)と申します。

 いきなりではありますが、この度noteにて有料定期購読マガジン「蹴鞠のトリコ」を開設することとなりました。今回は新たに始める取り組みについての説明と、購読のご案内をさせていただきます。

有料定期購読マガジン開設の経緯

 まずは開設の経緯から。

 僕はこれまで基本的に「フリーランス」として活動してきましたが、とはいえ昨年末までは定期的な収入源がありました。カタールワールドカップの取材ができたのも、そのおかげです。

 念願だったワールドカップ取材が終わり、年が明け、2023年は次のステップに進むために定期的な収入源のない完全フリーランスとなって活動しています。基本的には単発の依頼を受けて原稿を執筆し、納品して報酬をいただくという形で日々を過ごしています。

 ただ、現実の厳しさを思い知らされました。正直に申し上げますと、2023年も3分の2が終わった現段階で、サッカー専門のフリーランスの難しさを痛感しているところです。もっとダイレクトな表現にすれば、財政状況は常に危機的な水準で推移しています。

 この状況をいかに打破していくかと考えた時に、まず浮かんできたのが「取材活動の主たる部分が収入につながっていない」という課題です。僕はこれまでJリーグや日本代表、欧州サッカーなど様々な現場で取材をさせていただきましたが、近年のメインとなっている活動は横浜F・マリノスの取材でした。

 2017年の後半から徐々に始まり、2018年のアンジェ・ポステコグルー監督就任からF・マリノスを本格的に追いかけるようになりました。ありがたいことに複数のサッカー専門メディアから、F・マリノス関連のお仕事をたくさんいただくことができています。

 ただ、これまでに世に出せたものは取材のほんの一部でしかありませんでした。日々の取材で得た選手たちのコメントやF・マリノスに関する知見の大部分は、僕のPCの中に眠ったままになっています。具体的に言うと、練習取材で得たコメントの大半は日の目を見ないままなのです。実にもったいない。

 こうした自分なりの課題感を解決しつつ、F・マリノスを中心としたサッカーの魅力をより多くの皆さんに発信し、そのうえでサッカージャーナリストという活動を継続していくための原資を生み出していくのが今回の有料定期購読マガジン設立の目的です。

「蹴鞠のトリコ」という名称について

 新たに定期購読マガジンを始めるにあたり、媒体名称をどうするかじっくりと時間をかけて考えました。その結果…

読み方は「けまりのとりこ」

 というタイトルに辿り着きました。

 僕自身がフットボール=日本風に言えば「蹴鞠」の「虜(とりこ)」になっており、その無限大の魅力を発信するための場所にしたいという思いが由来になっています。

 ひとまず始めてみて、もっといい名前が見つかったら変更するかもしれません。コンテンツだけでなく、仮のつもりで作成したロゴも含めて、今後より充実させていければと思っています。「こっちの方がよくない?」というご意見がありましたら、ぜひ僕のツイッターまでお寄せください。

発信していく内容(コンテンツ)について

 最初はF・マリノスの練習取材で聞いた選手たちの言葉をコラム形式にして掲載していくところから始めます。今回の有料定期購読マガジン開設にあたって、F・マリノスのクラブ内部でも検討を重ねていただき、練習場での取材内容を個人メディアで発信することが可能になりました。

 毎週最低2本、1ヶ月に10本以上の更新を目指しており、コンテンツは徐々に充実させていく予定です。選手・監督のコメント記事の次は、おそらくF・マリノスの公式戦プレビューおよびレビューを増やしていくことになると思います。

 ただ、諸事情によりJリーグやJFAが主催・主管する公式戦の現場で得たコメントをそのまま「蹴鞠のトリコ」に載せることができません。なので試合後の取材を通して聞いた選手たちの談話は、引き続きサッカー専門メディア等での記事に活用していくことになります。

 今後の展開としては……

  • F・マリノス関係者へのインタビュー

  • F・マリノスのトップチーム以外に関するトピックの発信

  • JリーグやWEリーグなど国内サッカーに関する単独取材原稿

  • 海外組日本人選手を中心とした日本国外のサッカーに関するトピック解説

  • 動画や音声を活用した発信

 などを考えています。まずはF・マリノス関連の発信を充実させながら、徐々に軌道に乗せて活動の幅を広げていきたいです。なお、現時点で選手の移籍に関する速報的な発信は困難であることを申し添えておきます。

価格と収入の活用方法について

「蹴鞠のトリコ」は月額550円(税込)にて購読いただけます。ただし、お読みいただけるのは定期購読を始めた月以降に公開された記事のみとなります。

 記事単体でもお求めいただけるように設定する予定ですが、定期購読の方が確実にお得になるような仕組みになっています。また、加入以前の記事をまとめて読みたい方向けに「月別アーカイブ」を分冊化してマガジンとして販売することを検討中です。

 無料体験期間などは設けていません。なので、「どういった記事が掲載されているか試しに読んでみたい!」という方のために、開設してしばらくはサンプルとなる無料記事をいくつか掲載する予定です。ぜひそちらをご覧になったうえで定期購読をご検討ください。

 みなさまからいただいた購読料による収入は、今後の取材活動のための原資として活用させていただく予定です。もし「蹴鞠のトリコ」を多くの方に購読いただければ、今後の取材活動の幅を大きく広げることができます。

 F・マリノスのアウェイゲーム取材回数を増やしたり、より長期間キャンプ取材ができるようになったり、日本代表やACLなどの海外取材に行きやすくなったり、単独のインタビュー取材により多くの予算をかけられるようになったり……。それらを自分のマガジンに活かすのはもちろん、別のサッカー専門媒体などでの発信のクオリティを向上させることにもつながっていきます。

 有料定期購読マガジン開設の経緯のパートでも述べた通り、これからサッカージャーナリストとしての活動を継続していくための重要なプロジェクトになります。多くのみなさまに興味を持っていただければ幸いです。

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おわりに

 ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。中途半端な時期に有料定期購読マガジンを始めることになりましたが、完全フリーランスとしての2年目を無事に迎えられるのか? という不安が大きく、F・マリノスのクラブ内部でもたくさんの方に動いていただいて開設にこぎつけることができました。改めて感謝申し上げます。

 物価がものすごいスピードで上昇していく厳しい社会情勢の中、月額550円という大きなご負担を強いてしまうことは大変恐縮ですが、お支払いいただいた額に見合う……いや、それ以上のものをご提供できるよう頑張ります。

「特定のJリーグクラブを追いかける記者がnoteで有料の定期購読マガジンを運営する」ということ自体にほとんど前例がなく、最初は探り探りで至らないところもたくさんあるかもしれません。購読してくださるみなさまとともに大きく育てていければ幸いです。末長くよろしくお願いいたします!

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