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「人類の将来にとって、最も大きな影響を与える問題は何だ?」【SpaceX】イーロン・マスク

お久しぶりです、オオヤです。

最近はめっきり暑くなってきましたね。

ニュース記事を見ていたところ、気になった記事を見つけました。

 政府は、これらの開発を後押しするため、20基以上の小型衛星の打ち上げを計画する企業を対象に、データを購入する契約を締結。衛星(1基あたり数億~十数億円)の開発費を5年間程度にわたって支援する方向だ。買い取ったデータは、政府の複数の省庁や自治体の間で共有して使えるようにする。

小型人工衛星の観測網を構築する企業を、政府が5年分のデータを購入する形で支援するという内容でした。

政府のこの取り組みは初めて知り、興味を持ったのと同時に、衛星を打ち上げるには莫大なコストがかかるのだということを改めて感じました。

やはり、新規参入するのは資金力や技術力の面で中々ハードルが高い事業だと思います。

一方、そんな宇宙産業に破壊的イノベーションをもたらしつつあるのがイーロン・マスクです。

最近、彼について書かれた本を読んだので、その内容も踏まえてその人物像や事業について触れたいと思います。

世界をつくり変える男

私が読んだのは、「イーロン・マスク 世界をつくり変える男」です。

本を読む前からイーロン・マスクのことは有名な起業家として知っていました。

ただ、知っていたのは「スペースX」や「テスラモーターズ」を立ち上げ、多様な事業ドメインで成功を収めているという程度でした。

どのような人物なのか、そしてどうして「世界をつくり変える男」なのか、そこまで詳しくは知りませんでした。


「人類の将来にとって、最も大きな影響を与える問題は何だ?」

これは学生時代にイーロンが考えていたテーマです。

そして、辿り着いた結論が「インターネット」「再生可能エネルギー」「宇宙開発」の3つだった

とのことです。

今イーロンが関わっている事業はこの3つに関連するものばかりです。

すなわち、イーロン・マスクは単なる起業家ではなく、人類の将来を見据え、本気で未来を良くするために事業を立ち上げているということです。


人類を火星に移住させる


これはイーロンが「スペースX」を立ち上げた時の目標でした。

そしてそのために「ロケットの開発コストを従来の100分の1にする」と公言しています。

一度ロケットを飛ばすだけで莫大な資金が必要になる宇宙産業。

立ち上げたばかりの企業が参入できるような甘い世界ではないのは火を見るより明らかです。

実際、打ち上げに成功するまでに3度失敗しています。

失敗の度に批判も受けてきたと思います。

それでも諦めることなく、立ち上げから6年で最初の打ち上げに成功し、その後NASAでさえ出来なかったロケット再利用も実現しました。


また、「テスラ」は「電気自動車の年間販売台数を、世界中で1億台にする」、すなわち「新たに購入される車は、すべて電気自動車になる」という未来を実現すべく立ち上げられました。

テスラも出荷遅れなどトラブルが続きましたが、ついに完成した大衆車の「モデル3」は予約台数50万台を超える大ヒットとなりました。


宇宙産業と自動車産業、それぞれに共通しているのは既に巨大な資本を持った企業や大きな力を持った業界団体があり、ベンチャー企業が簡単に事業参入、拡大できる領域ではないということです。

それでも、未来を変えるという自らのビジョンのために、失敗から学び、諦めることなく抵抗勢力を押し切り事業を成功させてきています。

さいごに

イーロン・マスクは自らのビジョンに周りを巻き込み、なおかつそれを理想で終わらせることなくやり遂げる実行力を持った人物だということがわかりました。

実現させるまで揺らぐことのない信念のもと行動する姿を見て、イーロンなら世界をつくり変えると信じ、多くの投資家が彼の事業に投資するのだと思います。

私も批判を恐れず、理想の実現に向けて行動することで応援される人間になります。

今回はこの辺で。

それではまた次回♪

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