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映画レビュー『ブラッド・ダイヤモンド』

レオナルド・ディカプリオ主演の社会派映画「ブラッド・ダイヤモンド」を試聴しました。
アフリカが抱える問題を映画を通して教えてくれます。

あらすじ

映画の舞台は、シエラレオネ共和国で、多くのダイヤモンドが埋蔵されています。その資源の豊かさゆえに、冷戦時代から先進国同士の争いに巻き込まれ、ダイヤモンドになんの興味もない地元の住民が利用されています。

主人公な登場人物は3人います。ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、白人のダイヤモンドの密売人で、過去に現地の軍に所属していました。ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は黒人の現地人で、武装テロ組織NRFに村を襲われたことで家族と離れ離れになってしまいます。マディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)は白人のジャーナリストで、紛争ダイヤモンドについて取材しています。
この3人の運命が、ソロモンが100カラットのピンクダイヤモンドを発見することで絡み合います。続きは是非本編でお楽しみください。
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紛争ダイヤモンド

この映画の主題は「紛争ダイヤモンド」です。冷戦時代にダイヤモンドなどの資源を求めるために、先進国がアフリカ諸国を支配し、何の関係もない現地人同士に対立を発生させました。紛争のために武器が必要なり、今度は現地の武装組織が同じ現地人を奴隷化し、ダイヤモンドを採掘させ、資金を手に入れようとします。それらのダイヤモンドは先進国の人々により購入されます。

映画の感想

めちゃくちゃ面白かったです!社会派映画は比較的短調になりがちですが、この映画はアクションシーンとストーリーの組み立てが上手で、最後までハラハラしながら楽しむことができます。一方で、紛争ダイヤモンドの問題点やその社会構造の解説も含まれており、非常に考えさせられる内容でもあります。

一つの映画としてもオススメ出来ますし、社会問題を学ぶための題材としてもオススメできます。実は私自身も、ブラッド・ダイヤモンドについて以下のYouTube動画で知りました。

紛争ダイヤモンドやアフリカの貧困は、非常に難しい問題ですが、常に考え続け、目を背けないことが重要だと思いました。

演技については、ディカプリオのアフリカ訛りの英語が素晴らしかったです。見るなら、吹き替え版ではなく、字幕版がオススメです。多少英語ができる人なら、その独特の訛りに気づくことができると思います。

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