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「良い姿勢」ってなんだろう?

普段のデスクワークや外出自粛に伴う運動不足で身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?

特に腰痛や肩こりといった不調は誤った姿勢や身体の使い方が原因となってくることが非常に多いです。

・猫背だから気をつけた方が良いよ
・反り腰だから腰に負担がかかる
・ストレートネックと指摘された

このように姿勢についての話はそこかしこで聞かれると思いますが、果たして良い姿勢ってどのような姿勢を指すのでしょうか?


骨格は皆同じ?

姿勢の話をお伝えする前提として、骨格はそもそも皆同じなのかについてお話ししておきたいと思います。

そもそも当たり前ですが、私たちの顔は一人一人違いますよね?
では、その顔はどのように決められているのでしょうか?
目の位置や大きさ、鼻の形、輪郭・・・全て顔面や頭の骨格が決めています。

すなわち、私たちの骨格は皆違うということになりますが、これは顔だけに限った話ではありません。

例えば、背骨の形や骨盤の形、股関節の形、足の形などなど私たちの身体を作る骨格には個性があります。

特に背骨については姿勢と深く関わりますが、背骨は生まれつきカーブが少ない人もいれば、強い人もいます。

そのため、一見反り腰に見えても実はその人にとっては自然な形であることもあるのですが、それにも関わらず反り腰だからと指摘され無理に直そうとして、ちぐはぐになってしまうこともあります。

その他にも私たちの1人1人の骨格の違いにより考えなければいけないことは沢山あるのですが、またの機会にシェアさせて頂きます。

では、良い姿勢は何を基準に考えれば良いか、いよいよお伝えしていきたいと思います。


良い姿勢とは?

姿勢を考えるときのポイントとして、私たちの身体は二足直立歩行に適応していることが重要になります。

重力に対して身体を直立させて後脚二本で移動する生き物は私たちヒトしかいません。
余談ですが、鳥類やその祖先の恐竜も二足歩行はしますが、直立ではありません。

すなわち、良い姿勢というのは、重力に負けずに上に伸びている姿勢となります!

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良い姿勢をとるためのポイント

続いて、良い姿勢をとるためのポイントですが、今回は3つに絞ってお伝えします。

・頭をできるだけ高い位置に持ち上げる
・みぞおちを上に引き上げる
・脚の付け根が前に出ないようにする

すでに述べたように、重力に対して身体を上に伸ばすことが重要ですが、この時に最重要な部位は頭になります。

こちらの動画でも解説をしています!

私たちの背骨をネックレスのようなものに例えた時に、それをまっすぐにするためには上から引っ張ることが最もシンプルですよね。

つまり、頭のてっぺんを高く持ち上げることで、自然と背骨が伸びて、その人にとっても自然な良い姿勢になります。
さらにこのとき、できるだけ遠く、2〜3kmほど先を見るようなつもりで視線を置くと頭のてっぺんが伸びやすくなります。

また、その際にみぞおちも意識することで、自然と胸が上に伸びてお腹も薄くなり、インナーマッスルも自然に働いてきます。
この自然にというのが重要なポイントですね。私たちの姿勢は基本的に無意識にとるものですので、必要とされるべき筋肉のスイッチが自然と入ることが大切です。

それに加えて、脚の付け根を前に出さないことで、重心が足首の真上に正しく乗ってきますので、身体に過度な負担なく立つことができます。


おわりに

良い姿勢でいることが習慣になることで、日常生活の中で腰痛や肩こり、頭痛などといった不調に悩まされにくくなります。

ぜひ普段から少しの時間からでも頭のてっぺんを意識して、過ごすようにしてみてはいかがでしょうか。

シンプルに上に向かって気持ちよく伸びをすることもオススメですよ!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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