自分の頑固さと戦う。
人に指摘された時。
人に意見された時。
なんだか腹が立ってそれを受け入れられなかった経験はありますか?
おそらく大多数の人はあると思います。
というか、日常茶飯事だと思います。
僕は結構な頻度であります。
腹が立つとまではいきませんが、なぜだか受け入れられないのです。
待つ
悪く言えば頑固。
良く言えば芯がある。
こんなことをこれまで何度も言われてきました。
言われていることは間違っていません。
自覚もあります。
だからいつも迷うんです。
自分の意見を通すべきなのか、
人の意見を飲み込むべきなのか。
人より努力するし、
人より勉強するし、
人より考える。
だから誰かに指摘されたり意見されたりするのがとてつもなく悔しいんです。
「俺がどれだけ考えたのかわかってるのか。」
「どんな気持ちでやってるか知ってるのか。」
こんなことを言いたくなります。
でも、一旦冷静になって考えてみると思うんです。
悔しいってことは
何かしら負い目があったんだろうな、と。
完璧にやっている。
全力を出し切った。
そう思いながらも、
自分の心の中では何か足りないものを自覚していたのだと思います。
そこを突かれたから悔しかった。
ただそれだけなんだと思うんです。
だから、それを冷静な状態で認めれるまでは人からの意見を飲み込むかどうかを決めないようにしています。
悔しいのは仕方ない。
腹が立つのも仕方がない。
本気でやっているんだもの。
でも、その感情は決して正しいとは言えません。
自分の弱さを突かれたことにより自尊心が傷つき、
必死にそれを守ろうとするから感情が荒ぶっているだけなのです。
いわば、「プライドが邪魔をしている」状態。
だから、その感情が収まるまで待つのです。
助ける
毎度冷静になって考えてみると、
その人は自分に助け舟を出してくれていることに気づきます。
人は弱い。
だから自分の弱点を必死に隠そうとします。
脳は便利なもので、無意識の中で自分に負荷がかかりそうなものを遠ざけてくれます。
だからこそ、この助け舟にはひとまず乗っておくべきなのだろうと最近思います。
自分では気づけない弱点をわざわざ伝えてくれる人。
直さなくてもその人の人生に支障はないのに助け舟を出してくれる人。
そんな人の意見を拒んでいては今後自分が変わることはありません。
この先、自分の狭い価値観の中で一生過ごしていくだけ。
もっと成長できるかもしれないのに、ずっと同じ場所に留まるだけ。
なんかそれってすごく勿体無いじゃないですか。
だから、どんな意見もまずは飲み込んでみる。
試してみる。
これが大事なんだと思います。
井藤 亘(いとう わたる)
名古屋アクロバットスクール
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